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ちょっとした気遣い

こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。私たちが働く梅田ガーデンシティ女性クリニックおよび泉北藤井病院では、日々多くの女性が他人に相談できない病気や悩みで来院されております。当然外来・病棟におられる患者様たちは女性が大多数を占めます。また診療にあたる医師も女性が半数であり、看護師やその他の職員も女性が多い職場です。手術の際には竹山院長と私以外のすべてのスタッフが女性ということも多々あります。最近ではそんな職場環境にも慣れてきたためか自分が男性であることを忘れていることもしばしば経験いたします。

 そんな中、今日の手術では狭い場所へカテーテル(細い管)を挿入するという場面がありました。その手術は泌尿器科医であれば当然のものとして淡々と進めるものではありますが、今日はスムーズに進まず、そんなときに限って次々に対処しなければならない業務連絡が入ってきます。一瞬どうしようかと焦っていたところ、一緒に手術をしていた先輩の美人泌尿器科医が何気ない素振りで手を差し伸べてくれました。カテーテル操作の加減だったのだと思いますが、冷静に私の様子をみて適切に助け舟を出してくれたことで、手術は大成功に終わりました。あわただしい一連の業務が終了したところで、ふとその気遣いに対する感謝の気持ちがこみ上げてきました。そういった目でみると一緒に働くスタッフの多くが私に対してたくさんの配慮をし、わからない所で補ってくれていることが見えてきます。最近忙しさにかまけて、そうした優しさや気遣いに目がいかなくなっていた自分に反省です。仕事の終わり間際になって、反省している私へ美人泌尿器科医からカステラとチョコレートの御褒美が届き、細かな心くばりの大切さを実感した次第です。

 もうひとつ、泉北藤井病院では毎週当直業務があります。今日のお昼に食堂で、「当直の朝の食事が少ないな~」と言っていたところ、明日の朝食のパンの隣にそっとバナナが添えられていました。そんな栄養士さんの気遣いにも感謝しながらこのブログを書いています。

 最初にも述べましたように、私の担当する患者様の多くは女性であり、そういった気遣いが治療の大きな要素となってくると思います。今日はそういった大事な気遣いを再確認することができた貴重な一日でした。皆様これからも宜しくお願いいたします!

Posted by 2010/06/09

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