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健康とは

今週水曜から旭川、札幌、長崎、鹿児島を巡るハードな旅程をたてていた。旭川、札幌、鹿児島ではTVM手術のハンズオンを、その合間に長崎で高校のクラス会とかなり欲張りなスケジュール。

月曜の夜中に不吉な痛みを腹部に感じたのが事の始まりだった。
てっきり感染性胃腸炎の兆候かと思ったのは鼓腸と軽いイレウス症状が何度か経験したノロウイルスによる胃腸炎と類似していたからである。

火曜日は高石藤井病院でLSCとTVMの予定があり藤田保健衛生の佐々木先生が見学に来られる事になっていた。滅多に渋滞しない阪神高速湾岸線が事故渋滞していて2時間近くかかる通勤の車の中で腹痛が続き苦しい時間をすごした。

何とかたどり着いた病院で、痛みをこらえて理事長にある事を告げ、外来でPOPの新患を3人いい加減に診察して、10時からLSCを開始、幸いスムーズに2時間台で終了、TVMも無口に終了し帰宅。

夜間再び腹痛で目が覚め、眠れない時間にすべての旅程をキャンセルすることも頭をよぎる。折しも爆弾低気圧で北海道地方は大荒れの天候、旭川にたどり着けるかどうかも不詳だった。少し眠って朝になると腹痛はおさまっていた。

水曜日、梅田の午前中の外来は何とかこなし、伊丹空港に向かう。羽田ー旭川は天候調査中でとにかく羽田空港までの手続きしかできないとの事であったが、了承して羽田へ向かう。

羽田では、新千歳空港に向かうか、羽田に引き返すこともあるとの条件つきのフライトで搭乗したが機体は大きな揺れを繰り返しながらも運良く旭川空港に着陸できた。

北彩都病院の金子先生と夕食時に症状と感染性胃腸炎だと思う旨をお話ししたところ、翌日朝、点滴しましょうという事になった。

点滴時に採血してもらうと、CRPが2.8、クレアチニンが1.7、尿酸7.8、ビリルビン1.6でかなりの脱水があるとの診断であった。午後のTVMハンズオンが1例熱発でキャンセルとなり、1例のみとなったのが幸いした。手術後にも点滴する事になったが、金子先生の提案で1泊入院する事になり腹部レントゲンとCTをとってみると、左尿管結石と水腎症がある。
夕方、ステントを留置して入院、金子先生のおすすめで翌朝ESWLを受けてから札幌に向かう事にした。

泌尿器科医として35年間、診察してきた結石患者に自分がなった。尿管結石など想像もしなかったが、症状と体の感覚のいろいろな点が腑に落ちた。

紺屋の白袴である。

札幌では2件のTVMをハンズオンし、夜は藤井先生達とおいしい肉を(ほんの少しだけ)食べた。
幸せの第一は健康でおいしいものが食べられる事と知る。

長崎と鹿児島の予定はさすがにキャンセルし帰阪した。今回は多くの皆さんにご迷惑をおかけしたが運がよかったとつくづく思う。旭川に行かなければ、多分、大阪で腎盂腎炎となり健康をひどく害していたことだろう。

健康第一、まずは結石治療。再度の禁酒と食生活の改善。

Posted by 2014/12/20

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