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亀田総合ウロギネコロジーセンター

昨日は東京駅近くの亀田京橋クリニックでウロギネ外来、今日は亀田総合病院で骨盤臓器脱に対するTVM手術を2例ハンズオンした。どちらも楽しく有意義な時間だった。

亀田には2ヶ月に一度、はるばる出かけては、野村センター長と最新の情報を交換している。

ウロギネ診療の大きな流れを作って行こうとしている野村先生のエネルギーにモチベーションをいただいて、西でもがんばって行こうという気をもらって帰阪することになる。

PrTVM研究会のおもだったエキスパートは私を含めて、この2年間にLSCに手術の軸を移しつつあるようだ。もちろん、精度の高い手術であることが前提になるが、LSCの術後の仕上がりが美しいことが彼らのセンスを魅了するようだ。

亀田も6割はLSCになっていて、既に300例を越える症例を経験している。経験症例数はすなわちエビデンスである。私も多くのチップスを野村先生からいただいている。多分LSCの流れは亀田から発している。

この得難いチップスをテキストにして早い段階で多くの方に届けたいと最近強く思うようになった。

経腟メッシュ手術、TVMもエキスパートが執刀すれば短時間で低侵襲素晴らしい術式であるが、粗悪な手術によって辛い思いをされた方を多く見てきて、重要ポイントを踏まえたハンズオンの重要さをひしひしと感じたという経緯がある。

LSCに関しても「理にかなった良い術式をできるだけ早く広めたい」と野村、三輪、両先生と意見の一致を見たので「LSCテキスト」を出版する方向で尽力してみることにした。

またPrTVM研究会の発展したライブの会として、今年11月にKamedaIRCADを開催することになった。
今年も新しいことができそうで少々わくわくする。このように移動に忙しい時期ではあるが、亀田出張はやめられない。

なお、3月末に、三輪先生が亀田を辞して、岐阜赤十字病院に泌尿器科部長として戻られるとのこと。私の楽しみの一つであった三輪先生との手術論議ができなくなるのは寂しいが、岐阜でのウロギネ診療発展を期待したい。

 

 

Posted by 2015/02/07

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