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腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)ノート(5)

LSCの術前検査


LSCを受ける前に受ける検査については次のようになります。

骨盤内のMRI検査: 膀胱、子宮、直腸などの位置、腫瘍性病変がないことの確認とメッシュ脚を固定する予定の岬角の前面に異常な動脈や静脈などが存在して邪魔していないかどうかをチェックします。子宮筋腫があれば大きさやその位置により手術の難易度が増すので、術前に情報を得ておきます。

膀胱機能検査(ウロダイナミック検査):術後に排尿困難や尿失禁などが起こる可能性をチェックしておきます。

大腸内視鏡検査: 大腸に癌があるとLSCは禁忌となるので、この検査は必要です。

眼圧測定: 手術中に眼圧が上がって、失明するようなことがあってはいけないのでチェックしておきます。

全身麻酔下で長時間、気腹(お腹の中に炭酸ガスを還流させて膨らませて)下に行いますから、心電図異常、呼吸機能異常、深部静脈血栓のないことなどを確認しておきます。

nakahira2

Posted by 2016/09/29

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