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第一回LSCコンセンサスミーティングが開催されました
7月14日、名鉄病院で第一回LSCコンセンサスミーティングが行われた。
TVMに関してはコンセンサスミーティングが第6回まで行われ、ライブサージェリーを見ながら議論をして日本式TVMを改良してきた経緯がある。
時期的にLSCに関しても同じコンセプトでLSCを行なっているエキスパートに集まっていただいて、手術ライブを見ながら議論してさらに良い術式を作っていこうというコンセンサスミーティングを計画していただいた。
第一回は、たぶん日本で最も洗練されたLSCを行なっておられる名鉄病院泌尿器科部長、成島雅博先生のライブを見ながらのクローズドミーティングである。
基本的なコンセプトはダブルメッシュ・トータルリペアLSCで、フランス式LSCをより洗練させた術式である。
成島先生の手術は豊富な解剖の知識に裏付けられ、バブルを用いた剥離の基本とエネルギーデバイスの効果的でより安全な使用方法などを駆使した、チップス満載の手術だった。
一例目は3ポートで行う一人LSC、先ず他の術者には真似のできない手術であるが、手術時間は1時間58分、難しい条件下で技術が開発されて行くのだということがよくわかる。明日から使えるチップス満載であった。
二例目は4ポートで二人で行うLSCで、これは1時間30分ほどで終了。
私と鍬田医師は手術室の中で質問しながら見学していたので得るところの多い2例だった。
まとめとしては、日本式LSCの叩き台としてはあまりにも完成度の高い成島先生の手術にこれから他のエキスパートの術者がどれだけのチップスを加えていけるかということであろう。
近々、多施設による日本式LSCの成績について前向き研究を始めたいと思っている。
Posted by 2017/08/01