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第5回時計台骨盤解剖セミナー報告 その2
12月15日(金)-17日(日)に札幌で第5回時計台骨盤解剖セミナーが日本骨盤臓器脱手術学会との共催で開催された。
前回の続きで遺体解剖のセッションを報告する。
土曜日と日曜日の2日間、札幌医科大学解剖室で献体ご遺体を用いた手術解剖のセッションを行った。
5回目となる今回も時計台病院女性センター長の藤井美穂先生のエネルギーと高い志から実現したセミナーである。札幌医科大学解剖学教室教授の藤宮先生のご挨拶の中で「本来はこの解剖の担当は私ではないのですが、藤井先生のこの会だけは今回もこれからも私が出てきます。」と述べられていたことも藤井先生の人徳が偲ばれるエピソードだ。
プログラム通り、経膣手術に4体、LSCに4体のご遺体を用いて2日間にわたるPOPに対する手術解剖のセッションが始った。
Thiel法という固定法で処理されたご遺体は新鮮凍結遺体のような感染リスクがなく、また気腹圧にも耐えてLSC手術も行える。
今回は古山、岡垣、嘉村、成島、谷村、木村の諸先生をはじめとする多くのエキスパートの指導のもと初参加の方々を含めて参加者の皆さんには充実したセッションになったようだ。
土曜日のセッションの後、個人的に成島、沼田、加藤、小林、吉尾の各先生方と私で大通公園にイルミネーションを見に行った後、反省会をした。
日曜日は午前中に全てのセッションを終えたので、道立近代美術館で開催されていた高倉健展を見ることができた。
空港で一風呂浴びて帰阪した。
これで2017年の全てのアカデミックアクティビティを完遂した。
Posted by 2018/01/08