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マニアな学会

こんにちは、なりちゃんです。暑い暑いといっていた夏がいつの間にか終わり、肌寒い時期になってきました。夕日もみるみる間に沈み、日々秋らしくなってきております。先週は泉北藤井病院・梅田ガーデンシティ女性クリニックは学会のために変則勤務となってしまったので、1週間ブログをお休みしておりました。竹山先生と同様、私も山梨県甲府市にて開催された日本排尿機能学会へ参加し、その後は東京にてマニアな研究会にでておりました。今日はその報告をさせていただこうと思います。

実はその昔、山梨に住んでいたことがあり、甲府は非常に慣れ親しんだ街です。約20年ぶりに甲府の地を踏んだわけですが、第一印象は「寂れたな~」っというものです(山梨の方ごめんなさい)。私の記憶では、甲府は活気にあふれていて道行く人たちは皆買い物帰りだった気がしていました。でも実際は古びた商店街とほとんど人がいない道路が続いていたのです。そこで考えてみると、確かにその当時はバブル景気の絶頂で日本全国がバブルに沸いていた時期だったのですね。私の記憶の中では甲府市は1987年で止まっていたのだと思います。会場までのタクシーの中では運転手さんへ昔通ったお店の名前を言ったのですが、その半数はお店を閉めていました。同級生たちは今どうしているかな?

 学会場は立派なホテルで、発表も面白いものがあり、短い時間ながらも有意義な時間を過ごさせていただいたのですが、今回の目的は、東京にて開催される「鉄動態について」の会議へ出席することでした。当院では透析患者様の貧血に対する臨床試験を実施しており、その一環として出席することになりました。実はあまり期待せずに参加したのですが、これが大変面白い研究会でした。銀座の小さな会議場で行われた20人くらいの会議なのですが、医者だけでなく、鉄を研究する科学者や製薬会社の方など色々な業種の方がそれぞれ自分の得意なマニアックな鉄の話をします。ちなみに1人1時間ぐらい発表し、その後質問が30分ぐらい続きますので、1人で特別講演ができるぐらいの内容です。とことん質問するのですが、最終的に全く意見はまとまっておりませんでした。しかし本当に熱い論議が交わされており、初心者の私にも参加者の熱意が伝わってきました。最近では学会に参加してもあまり論議をすることがなかったので、全く関係のない分野の研究会へ出席することで今後のやる気をもらうことができたと思います。ただしあまりにも発表が長かったので、終電にて大阪に戻らなければならない私は途中で失礼することになったのは残念でした。今度は宿泊してじっくり聞いてみたいと思います。

 食欲の秋 スポーツの秋 学問の秋、秋はいろいろなことに適した季節と言われております。今年はなにか一つ新しいことに挑戦する秋にしたいと思い帰阪した週末でした。皆様風邪をひかないようにご注意ください、ではまた来週~。

Posted by 2010/10/06

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