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市民公開セミナー
9/3にひまわり会主催の市民公開セミナーへお手伝いに行ってきました。
台風の影響により、当初の申込み人数よりも少なくはありましたが、
それでも80名以上の方に来場いただきました。
予定のプログラムが終了した後も来場された方から個人的な相談を受け、セミナー後もあちらこちらで
ミニ診察やミニ骨盤底筋体操教室・ミニフェミクッション説明会のようなものが行われていて、
すごい活気と熱意にあふれたセミナーとなりました。
残念ながら、今回天候により参加することができなかった方からも、
その後クリニックへ電話を頂き次回のセミナー予定を教えてください!
と催促されたり。。。(未定なのですが)
反響の大きさを感じました。
次回の予定が決まりましたら、ホームページでお知らせさせていただきますので
時々チェックしていただけたらと思います。
(外来看護師 遠藤)
Posted by 2011/09/09
台風に負けず市民公開講座は盛況でした
台風は室戸岬の西に停滞、大阪市には暴風警報が出ています。
今日の市民公開セミナー「骨盤臓器脱 女性の10人に1日」は開催することに決定し、準備を進めました。
正午、会場のエル大阪周辺は雨がぱらつく程度で「何人参加してくれはるかなあ」と心配していましたが、やはり参加キャンセルの電話が10コールほどありました。
11時30分に私が到着したときには「ひまわり会総会」開催中、若い年齢層の会員のがんばりでひまわり会のエネルギーは増殖中と見ました。先日朝日新聞に掲載された稲垣隆子さんも参加されていて「稲垣さんとお話したいという電話が多数ありましたよ、とお話しすると、来週水曜日に私が行きます!
12時過ぎには女性医療研究所の三井社長も到着、フェミクッションのデモの準備にかかられます。
12時30分にはアイリッシュハープ弾き語りの素敵な杉山朋子さん(Tomoko)が到着。音のチューニングを開始。
1時には梅田ガーデンシティ女性クリニックの遠藤看護主任が到着。
開始予定の1時30分には85名の聴衆となっていました。申し込み数からは管理少なかったですが、市民公開セミナーを開始しました。
司会はひまわり会副会長の河野さん、まず辻村会長からご挨拶があり、私の講演に移ります。3月の講演内容とあまり変わらないのですが、新たな気持ちで講演させていただきました。台風にもめげずに出席された方たちは、熱心に聞き入っておられ、講演しやすい聴衆でした。
ひまわり会会員の山田さんと山本さんの体験談はこの病気は治して楽しい生活を取り戻しましょうというメッセージとなっていました。
10分休憩の後、音楽!
Tomokoさんの歌、皆さんの知っておられる歌を数曲でしたが伸びやかな声ですばらしいものでした。本当はオリジナル曲を聞きたかったですね、 Tomokoさん、ありがとうございました!
アンケートの質問を中心にしたQ&Aコーナーは熱心な質問が飛び交い、盛り上がりました。
困っている方が多かったようで、私の外来受診の方法なども質問されました。今は外来受診は混雑していないのですぐに診察予約がとれますよ、と申し上げておきました。
もしも、この講演で一人でも多くの方に治療機会が生まれ、患者さんに笑顔が戻ったら私としては望外の喜びです!
Posted by 2011/09/04
続・TVMテクニック、もうすぐ発刊です!
1年前から書いている拙著「TVMテクニック(金原出版)」の続編「続・TVMテクニックー精度の高いメッシュ手術をめざしてー」をほぼ脱稿しました。
未だに現在進行形の術式である、「私のTVM手術」は細かい点での改良が続いて、書いた原稿が3ヶ月経つと古くなるというような点が続出してなかなか脱稿できませんでした。
今日は付属のDVDにつける「TVMの最新のポイント」の音声入れと「小腸瘤のTVM」の編集をするために、出版社から編集担当の方が東京から来られて、夕方から梅田で作業をしました。
音声を吹き込んでいる最中に、一階上のクリニックの改装作業のドリルの音が入って、何度もやり直すなどタイミングの悪い夜でしたが、予定の作業も終了し、最終に近い新幹線で編集者の方は東京に帰っていかれました。
手術のビデオを見ながら、術式のポイントを解説するのですが、台本がない方が良くて、大阪弁の解説の方が良いそうです。BGMにのるとなかなか味のある動画になりそうです。
8月末までにもう一度音入れをして、編集作業は終了予定、年内には発刊できそうです。
TVMという一つの術式だけのための書籍ですが、ちょっと私の魂の入った参考書になると思います。
刊行が待たれます。
Posted by 2011/08/15
女性泌尿器科百科連載再開 女性泌尿器科百科(15)さようなら尿もれ、尿失禁4 その他の尿失禁
女性泌尿器科百科連載、再開しました。
混合型尿失禁
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の要素を持つ尿失禁を混合型尿失禁と言います。更年期以後に発症する尿失禁にこのタイプが多いようです。どちらの要素が強いかで治療法が異なりますが抗コリン薬で尿失禁が消失することも少なくありません。
反射性尿失禁
外傷による骨髄損傷や、脊髄の変性疾患、腫瘍などの病気が原因でおこります。「おしっこがしたい」という尿意がないままにかなり大量の尿がもれてしまいます。尿が十分貯まる前に、膀胱が勝手に収縮してもれてしまう、しかも残尿があるのが特徴です。
溢流性尿失禁
膀胱に貯まった尿が溢れ出てしまうタイプの尿失禁で高齢者に多く見られます。子宮がんや卵巣がん、直腸がんなどで骨盤内の大きな手術を経験された方に多く見られるタイプです。頻尿であることが多いので切迫性尿失禁と良く似た症状を示しますが、いつも膀胱に尿が残っていて、尿がチョロチョロとしか出ないのが特徴です。
原因は膀胱の収縮力が弱くなったりして、膀胱にいつも尿が多量に貯まっていて、それ以上の尿が流入した時に、溢れてもれるのです。
子宮がんや直腸がんの手術の際に排尿に関わる神経が損傷されて、手術後に尿が出にくくなり、尿が大量に残るようになり、その結果であったり、尿道や外尿道口が狭くて、膀胱が尿を押し出しきれずに残尿が増えて起こったりもします。
治療はまず、残尿の原因となっている病気を治療することです。尿道など排出路が狭い場合には、手術などでその通り道を拡げる治療を行ったり、薬で広がりやすくしたりします。
排尿に関する神経の損傷が原因である場合には、損傷されている神経の種類と箇所をウロダイナミックス検査(後述)により推定し、薬を投与したり、尿道からカテーテルで残尿を取り除くこと(間歇自己導尿など)により治療します。治療薬としては、尿道を拡げるα-ブロッカーを使用します。国内では女性に使用できるのはエブランチルという薬だけです。
機能性尿失禁
高齢者などで、尿路に異常はなくても、体の動きが緩慢であったり、身体が不自由であったり、認知症(痴呆)などのために尿意があってからトイレに行き着くまで、時間がかかって、そのために間に合わないでもれるタイプです。このようなタイプの尿失禁を機能性尿失禁と言います。
治療と対応としては、まず、自分の一日の排尿パターンを知ることから始めます。排尿日誌(後述)をつけてみると、何時ころトイレに行って、どのくらいの排尿量があるか、何時頃にもれやすいのか分かります。もれやすい時間帯が分かれば早めに排尿する習慣をつけることで対処できるかもしれません。
また尿路に感染(膀胱炎など)がなく、にょうがきれいで、かつ膀胱から尿管や腎に向かって尿の逆流がなければ、トイレに行きたくなったときに、少し我慢をする習慣をつけることで膀胱の容量を増やすことができます(膀胱訓練)。我慢することをふだんからこころがけるとよいでしょう。
尿道外尿失禁
これは腟などの、正常の尿路以外のところから尿がもれているもので、症状からは一般の尿失禁と区別がつかないことが多いものです。
本来、膀胱に開口すべき尿管が、尿道や腟などに開口していたり(異所性尿管開口)、婦人科などの手術後に尿管と腟、あるいは膀胱と腟の間に、バイパスができて腟から尿が出てきたりします。一般的には手術による修復が必要です。
Posted by 2011/08/14
夏休み
外来看護師の遠藤です。
先週は夏休みをいただき、家族旅行へ行ってきました。
3月の東北大震災の後から諸事情によりバラバラに暮らしていたのですが、久しぶりに
家族そろって過ごすことができて、楽しいひと時でした。
リフレッシュした後は、またお仕事一生懸命頑張りたいと思います。
暑さも厳しくなり、夏本番。疲れやすい時期でもありますので、皆様もリフレッシュしながら
お過ごしください。
Posted by 2011/08/05
市民公開セミナー「女性の10人に1人 骨盤臓器脱 1人で悩まないで」9月3日(土)開催
3月末に大阪で開催させていただいたひまわり会主催の市民セミナー「こんなに多い骨盤臓器脱」は満員で好評のうちに終了しましたが、リクエストが多かったので9月3日に再度、骨盤臓器脱をテーマにセミナーを開催することになりました。
楽しいセミナーにするために前回も音楽とコラボレーションしましたが、今回はアイリッシュハープの弾き歌いを杉山朋子さんにお願いしました。
読売ファミリーに案内が掲載されたこともあり、既にほぼ100人のお申し込みをいただいています。
まだまだ席には余裕がありますので、お誘い合わせの上、お申し込みください。
Posted by 2011/08/04
虹
こんにちは。外来看護師の遠藤です。先日、雨上がりにとても綺麗な虹が大阪市内に
出ていたのを見られましたか? とてもくっきりとした綺麗な半円形で、夕暮れ空に虹の橋が架かっていて、とっても感動しました。
体調不良で寝込んでいる息子の看病に疲れていた時の出来事だったので、とっても興奮しベランダへ裸足で出て行き、「キャーキャー」騒ぎ、次男にも見せてやりたくて何度もケータイのシャッターを押しました。
まるで神様から、頑張った私へのご褒美みたいに思え、急に元気復活!
空から素敵なお見舞いをどうもありがとうございました。
息子もすっかり元気です。
素人のつたない写真ですが、誰かが元気になってもらえると嬉しいです。
Posted by 2011/07/22
体調管理
こんばんは。加藤です。暑い日が続きますね。皆様体調はいかがですか?私は先週末に日本女性骨盤底医学会学術集会があって横浜に行ってきました。発表もあったので朝5:30ごろ家を出て横浜に向かいました。朝早く家を出たころはすがすがしいなと思っていたのですが、家から駅までの徒歩や駅構内での移動などで新幹線に乗る頃には全身汗びっしょりになりました。そのまま新幹線に乗り始めは汗を拭き拭きいましたが、そのうち汗でぬれている服が冷たくなってきてどんどん寒くなってきました。一度外に出たかったのですが、”のぞみ”だったので名古屋の次は新横浜まで止まりません。暖かいコーヒーを飲んでやっとの思いで新横浜に着きました。日頃クリニックと家の往復であまり感じませんでしたが、この時期、外と建物の中の温度差で体調を管理するのも難しいと感じました。幸い今回は風邪もひかずにすみました。さて学会ですが、この分野に興味のある先生が集まっておられ、また今回は骨盤臓器脱や尿失禁に加え膀胱腟ろうについてのプログラムもありとても勉強になりましたし、楽しかったです。
Posted by 2011/07/14
七夕
こんにちは。外来看護師の遠藤です。
今週は七夕でしたね。近所にあるスカイビル周辺の七夕飾りがきれいだったので
載せてみました。
犬の散歩がてら、ここへはよく行くのですが、都会の中でも緑が多くて水場や畑もあり
カエルやめだかもたくさんいますし、少し前までは蛍も飛んでいました。
毎日が慌ただしくて、あっという間に月日が変わっていく生活を送っていますが、
季節行事や自然の移り変わりなどを感じながら暮らしていたいですね。
Posted by 2011/07/09
7月
おはようございます。川口です。
早いもので今年も、もう7月となりました。
それにしても暑くなりましたね。医局の冷房が故障中で非常に暑いので、仕事の能率が下がってしまいそうです(節電にはなっていると思いますが・・・)。今日から竹山先生が出張から帰ってこられるので、また気合をいれて頑張りたいと思います。
皆様も節電のしすぎで体調を崩さないようお気を付けください。
Posted by 2011/07/05