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発見!ザリガニ名人。

 こんにちは。冨田です。
秋らしくなってきましたね。暑くも寒くもなくいい季節。
この季節になると色んなことがしたくなります。
というわけで、先週末、久しぶりに山歩きに行ってきました。
 数年前、屋久島で山の魅力にはまってから、ふと気づくと年に何度かは山へ。
山の何がいいの?と言われることもありますが、マイナスイオンに包まれながら、
自然の中を歩いていると、心が浄化されるような感覚に。
それを感じてしまうともうやみつきです。
 今回の場所は六甲山。関西の山は地元ながらまだほとんど行ったことがなく、まずは王道。
ふらりと行くにはいいかなと。調べてみると150以上もの登山コースがあるみたいで、
奥が深そうで、今後もいっぱい楽しめそうとわくわく感が高まります。
 まずは初心者向けのコースから。天気もよく、お弁当をもっていざ登山口へ。
山へ入るとややひんやり。うーん、やっぱりこの感覚心地よい。ところどころに花が咲いていたり、
川が流れていたりと自然を堪能しながら、目的地を目指します。
 途中、山が開けて小さな湖を見つけました。このあたりでそろそろお昼かなと思っていると、
数人の子供たちがなにやら集まっています。近づいてみるとザリガニを探しているみたいです。
 ザリガニなんて小学生以来。そういえばザリガニをクラスで飼ってたなぁなんて思い出しながら、
私も、湖の中を覗き込むと、いました、ザリガニ。親も一緒になって何人かが取ろうと必死です。
見れば見るほど気持ち悪い、でもなんだか懐かしい。
 そんな不思議な気分に浸っていると、一人の小学生1,2年生ぐらいの男の子が長い棒に紐をつけたようなものをもって現れました。
もう片方の手にはザリガニがいっぱい入ったバケツ。
周りも一瞬静かになり、これはもしやと思ってみていると、棒の先の紐に上手にザリガニを引っ掛けて軽々バケツの中へ。
思わず、ザリガニ名人に拍手してしまいました。
 男の子は「どうも」とやや得意げに、はにかんだ笑顔を見せてくれました。
あれだけのギャラリーの中で、スイスイっとザリガニを釣った彼は将来大物になりそう。
いいものを見せてもらいました。
 世の中は悲しい事件やニュースであふれている今日この頃、ザリガニ名人の笑顔とザリガニを必死に探す子供達の姿は温かい気持ちにさせてくれました。 
 やっぱり山っていいな。おにぎりのおいしさもひとしお。自然を堪能した満足感と、軽度の筋肉痛を感じながら下山しました。

Posted by 2012/10/11

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