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観る方が大変かも
くりぼうです。
アイルランドで女性骨盤底医学の国際学会が開催されており、当院からも2名の先生が参加しております。毎週びっしり埋まる手術も、今週はお休み。それ以外の日常業務は普段と同じですが、静かに時が流れていきます。
さて、先週末は小学校1年生になったばかりの長女の運動会に行ってまいりました。
当日驚いたのは、観戦する気満々という感じの一部の保護者たち。グラウンドの一角に、キャンプで使うような4本脚の大きなテントを張り、椅子やテーブルを並べ、まさに満を持しての観戦態勢です。そのベースキャンプを拠点に、子供の出番が来ると、ビデオカメラを三脚に立てて撮影しています。古臭いビデオカメラを手に掛けて、片手で撮影している時点で、すでに私は先輩パパたちに大きく遅れをとっていました。
また、我が家も先日、他の家族が颯爽と使いこなすさまに気圧されて一番安いデジタル一眼レフを買いましたが、運動会ではあくまで動画が主流ですので、静止画を撮る人の気合いはさすが。「一番安いデジタル一眼レフ」で撮影に臨んでいる人はほとんどいなくて、もの凄い(と素人目にうつる)カメラや望遠レンズを駆使しての撮影が目立ちました。我が家のデジタル一眼レフが、普段より一回りも二回りも小さく見えたものでした。
ビッグニュースを取材するために群がったマスコミ関係者を容易に想像させるグラウンド脇の光景とは対照的に、カメラの先では児童がのびのびと頑張っています。子供らのやっている内容が20数年前とほとんど変わっていないため、それを懸命に撮影しているパパたちが滑稽にさえ思えてきます。決して、小さいカメラの負け惜しみではありません。
「ファインダー 越しにしか見ぬ 子の姿」
咄嗟に思いついた小生のつまらぬ川柳ですが、花火大会なんかもそう。この目でしかと見守ってやりたいものです。
花火大会と違って、運動会では望遠レンズ越しでないと遠過ぎて見えなかったりすることも多々ありますが・・・。
Posted by 2013/05/27