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日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会に出席しました
先週の土日、東京医科歯科大学で開催されたミニマム創学会に出席しました。
この学会が研究会だった頃、私も6cm位の創で前立腺全摘を行っていたので
その成績を何度か発表させていただきました。
その後、私の興味が女性泌尿器科に移り、悪性腫瘍の手術もしなくなったこともあり、
今回、学会になってからは初めての参加です。
ミニマム創手術というのは東京医科歯科大学の木原教授が開発してこられた素晴らしい術式で、小さな一つの傷から内視鏡を入れ直視と内視鏡視を併用し、CO2による気腹を用いずに前立腺癌、腎がんなどの摘出を行う手術であり、傷跡が2-3cmとなることからone coin surgeryとも呼ばれています。
今回、 栃木県立がんセンター川島 清隆先生の会長講演「超解剖学的アプローチによる次世代前立腺全摘術 ―より美しく・より細密に 手術は今、Next stageへ」を拝聴して、組織の美しい構造と繊細な手技に感動しました。
筋膜というものの意味と構造を美しい画像で教えて頂いたが、私が女性の骨盤臓器脱の手術に際しての剥離にも大いに参考になりました。
木原先生のロボサージャン手術も日本発の素晴らしい発想の術式であり、改めてこの学会の面白さを堪能して帰阪しました。
Posted by 2013/12/30