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札幌の女性産婦人科医F先生
私が初めて札幌に手術によばれたのは2006年10月だから、もう3年8ヶ月も札幌に定期的に行っていることになる。札幌医大の臨床教授でもある美人の産婦人科医のF先生は子宮内膜症の第一人者であるが、ある日偶然、私の前任地の病院での手術を見学されたのをきっかけに女性骨盤底の再建に手を染められることになった。以来F先生のTVM手術症例は400例以上にのぼる。最初は私が手術をし、F先生が第1助手で行っていたが、最近では難しい症例が私の出張日に振り当てられていて、その他は主にF先生が実施しておられる。札幌医大の解剖学教室での新鮮凍結遺体を用いたメッシュ手術の安全性の検討の際にもお手伝いしていただいたし、いまや北海道での骨盤臓器脱手術の草分けでもあり第一人者でもある。彼女の仕事の量は私が知るようになってからでも尋常では無い。いつもパワフルで講演に手術にと超人かと思うほどで、西に東にと駆け回っておられた。いつか倒れる、とみんなが思っていた通り、そんな彼女も人の子であったことが発覚した。4月末に突然不明熱で病床に倒れられた。これで私の北海道出張も終わりかと思っていたところ、今回回復されたお元気な先生にお会いできて、ほっと!! 「これからはペースを落とします。」とのこと、まこと命あっての物種。これからも元気で北海道の骨盤臓器脱の星としてがんばってほしいものである。
Posted by 2010/06/11