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日本女性骨盤底医学会報告
先週金曜日から日曜日まで東京新宿で第17回日本女性骨盤底医学会が開催され、自身のLSCに関する発表とディベートセッションの座長、そしてビデオセッション「LSCのコツ」での座長と追加ビデオ発表など忙しい3日間だった。
今回の学会を通じて感じたことは、膣式メッシュ手術から婦人科のエキスパートはメッシュを用いない手術(NTR)に、泌尿器科のエキスパートはLSCに立ち位置を移しつつあるという流れである。
弱った組織で骨盤底を再建する選択肢に私は違和感を感じるが少なくとも、NTRについてはきちんとした長期成績を出し続けて欲しいと感じる。
私が10年間改良を重ねながら続けてきたプロリフト型TVM最近の2年フォローの成績を鍬田医師にまとめて発表してもらった。
改めて合併症の極めて少ない優れた手術であることが示されたが、モンスター級の子宮脱では再発する可能性が高く、オールマイティではないことがわかった。
私の立ち位置を考える。最もよい治療としての和製LSCに習熟する過程にいることを確認。さらに精度の高い和製LSCを拡めるという使命を改めて感じた次第。
「LSCテクニック」の編集を頑張ろう!
Posted by 2015/08/08