嬉しいお知らせです。

第一東和会病院に女性泌尿器科ウロギネコロジーセンターを開設して2年目に入りましたが、念願の骨盤底リハビリ外来を開く準備に入ることになりました。

骨盤臓器脱と尿失禁を主な疾患として、日々、外来と手術に明け暮れているウロギネコロジーセンターですが、まだまだ手術の適応にならない患者さんが大勢おられます。これまではマンパワーがなかったために骨盤底筋体操のパンフレットをお渡しして、ご自分でトレーニングをしてもらうしかなかったのですが、骨盤底の筋肉のトレーニングは非常に難しく、正しい方法で行っても2−3ヶ月で効果が出てくるというもの。

前任地では看護スタッフによる個別指導、骨盤底筋体操教室やバイオフィードバック装置を使用した治療を提供していましたが、ここ第一東和会病院では、1年間何も提供できず患者さんには申し訳ない気持ちをいつも抱えていました。

2名の女性の理学療法士の方がこの領域に興味を持っていることがわかり、是非とも骨盤底リハを始めたいということで、この領域では日本での第一人者、名大の井上（旧姓平川）倫恵先生に弟子入りしてもらうことにしました。

井上先生のリハビリ外来で尿漏れの軽快した患者さんを何人も見て骨盤底リハに対する意識が変わったので、是非ともそれに近いレベルの骨盤底リハビリ外来にして欲しいと思っています。

多分、お世話になる患者さんは既に2−300人はおられると思われますが、お二人に頑張ってもらって当院ウロギネコロジーセンターの目玉の一つに育てたいと、今から楽しみです。

6月初旬にまず、井上先生の外来の見学に行ってもらって、必要な物品、設備を整えて、7月から診療開始という計画ですが、実際に準備が整ったら、正式にアナウンスしたいと思います。

乞うご期待！