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腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)ノート(2)
LSCの歴史
開腹によるメッシュを用いた仙骨膣固定術(Abdominal sacrocolpopexy:ASC)は1957年に Huguierらにより初めて行われ、間もなく子宮摘除後の膣断端脱治療のゴールドスタンダードとなりました。
1991年にフランスのWattiez らがLSCを行ったと述べ、1995年に報告されました。最初の報告は1994年アメリカのNazhatによるもので、やはり子宮摘除後の症例でした。Wattiezらは前膣壁の剥離を膀胱頸部付近まで行い、後膣メッシュを左右の肛門挙筋に縫合固定していて、膣尖部にのみ固定するアメリカ式とは最初から異なったコンセプトであったようです。
Posted by 2016/09/25