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腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)ノート(7)

LSC手術の実際(2)

LSCではメッシュのアンカリングポイントの一つが第5腰椎の前面にある前縦靭帯と呼ばれる靭帯ですが、その靭帯の上面には図のような左右の総腸骨動脈や左総腸骨静脈などの大血管や正中仙骨動静脈が走っており、下腹神経もあり、しかもこれらの構造物は脂肪組織に覆われています。

前縦靭帯に針糸をかけることができなければLSCは完遂できませんから、まずこの部分を剥離して前縦靭帯を露出して針糸をかけることができることを確認しておいてからLSCを開始します。%e5%89%8d%e7%b8%a6%e9%9d%ad%e5%b8%af

Posted by 2016/10/03

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