尿失禁・骨盤臓器脱などの女性骨盤底疾患を主な対象とした女性のためのサイトです。

トピックスブログ

腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)ノート(8)

仙骨前面の前縦靭帯というしっかりした靭帯にメッシュの脚を固定できることが確認できたら、LSC手術を続行します。

患者さんに子宮温存の希望がなければ子宮の体部を切除します。閉経後10年以上経過していれば卵巣も切除することをお勧めします。

子宮頸部はメッシュを固定するアンカリングポイントとして重要なので残します。また子宮を全部摘除した後LSCを施行すると、メッシュが膣から露出するリスクが高いことがわかっています。

どちらにしても子宮頸がんと体がんのないことを術前に確かめておきます。

子宮には膣部からマルチン単こうを2本とへガールを使用したマニピュレーターを膣部から助手に操作させて、子宮切除の手技をを補助してもらいます。

切断された子宮膣部は縫合して、その縫合糸を特殊な器具を用いて腹部の創外に引き上げて子宮断端を引き上げ、後膣の剥離操作が容易にできるようにしておきます。%e5%ad%90%e5%ae%ae%e5%88%87%e9%99%a4%e3%81%be%e3%82%93%e3%81%8c

 

Posted by 2016/10/17

▲ このページのTOPへ戻る