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腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)ノート(9)
後膣壁と直腸の間の剥離とメッシュの貼り付け
子宮頸部の断端を縫合した糸を用いて子宮断端を吊り上げた後、後腹膜を岬角の切開創を骨盤底方向に延長し、さらに骨盤の底で膣の壁と直腸の間を剥がしていきます。
炭酸ガスの力を上手に使うと、綺麗に剥がすことができますが、この剥離という操作に術者による技量の差が出るところです。
十分剥がした後に直腸の左右の骨盤底の筋肉にメッシュの左右の端を固定します。それをアンカリングと言います。メッシュのもう一方の端は吊り上げた子宮の断端に仮止めしておきます。
Posted by 2016/10/31