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TVM-A2 ~Prolift型TVMの進化形~(1)
こんにちわ。
2月6日はジムの日、ジムにでも行って正月太りを解消したいウロギネーゼシルコです。
ちなみに、『ジムの日』はたった今思いついただけです笑
さて、ちょっと前のブログでも少し紹介しましたが、現在私たちが行っている経腟メッシュ手術TVM-A2に関して少しずつご紹介していきたいと思います。
TVM手術が2005年に本邦に導入されて以来10年が経過し、この期間本邦では広く行われるようになってきました。しかし、FDAの警告以来安全性に対して否定的な意見もあり、今後も安全性を確保しつつ施行できる術式であるかが現在問われているところです。
TVMの主な問題点は中長期での再発、メッシュびらんや露出、メッシュ拘縮による疼痛です。我々はこれらはアンカリングの失敗によるものと考え、アンカリングという概念とその重要性を学会などで報告してきています。
アンカリングとは、”前壁メッシュは第2脚を坐骨棘周囲の硬い組織に通し、メッシュの固定は正中膀胱頚部側は外尿道口から1.5-2.0cmの膣壁に5針(非吸収糸)、子宮頸部側は4針(非吸収糸)かける”という、メッシュの固定と拡がりに関する概念です。
アンカリングは本当に大切です。
アンカリングを制する者はTVMを制す、と言っても過言ではないと思っています。
中途半端ですが、続きはまた明日!
第一東和会病院の女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター クワタシルコ
Posted by 2017/02/06