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女性骨盤底医学会報告

7月28日から30日まで福井市で日本女性骨盤底医学会学術集会が開催された。

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私自身は興味ある演題は少なかったが、全国のウロギネ診療がどのようになっているのか、メッシュについてはどのように考えているのか意見交換が主な目的で参加した。
私が今興味があるのはLSC手術後のPOP再発とLSCのメッシュの適正な張力の関連なのであるが、それに関する私の発表の意味が伝わったかどうか、甚だ心許ない。
POP修復に際して、後膣壁にはメッシュを用いるか、用いないか、というディベートの座長を仰せつかった。メッシュを用いないサイドのお二方がディベートではなくてご自分の治療についての発表になり、しかも論点のずれた議論に発展してしまい、ディベートセッションは失敗だった、と座長の責任を痛感した次第。
POP手術の将来がやや見えない状況なのが原因なのかどうか400名を超える参加者が福井に集まった。
LSCという術式一つをとっても、トータルリペアを唱導、実践している我々のグループとメッシュは前膣壁にしか入れない婦人科の術者たち、ずーっと平行線をたどりそうで残念だ。早く日本式TVMの前向き試験を開始しよう。
来年のこの学会ではどんな議論が戦わされるか楽しみである。

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Posted by 2017/08/19

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