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松山で感じたこと
こんにちは。山口です。
先週末は、松山で土曜日の1日女性泌尿器科外来をしていました。松山には、まだ女性の頻尿や尿失禁を専門としている病院が少なく、また土曜日診察している病院も少ないため、頻尿で悩まれる患者さんが来院されます。年齢のせいだから、女性医師がいないので、どの診療科に行ったらいいのかわからなかったので と我慢してきた患者さんがいまだに多くみられます。またいろいろとお薬を飲んだのだけれども良くならないと来院される方もいらっしゃいますが、その中には、自分がどのような症状に対して、どのような治療を目的として、どのお薬を処方されているかの説明を受けていなかったり、わからなかったとおっしゃる方もいます。 私たち、診察する側が患者さんに理解してもらえるように説明することがまだ不十分なのかどうなのか・・・ ここ数年、TV、新聞、雑誌、インターネットでの啓蒙活動が以前に比べるとかなり広く行われて、女性泌尿器科領域の疾患にたいする世間的な認知も広がってきていると感じていましたが、まだまだ足りない部分も多いのですね。これからも努力していかないといけないと思いました。診察中は、自分本位ではなく、患者さんにわかりやすい説明を心がけていきたいと改めて思いました。
私事ですが、本日愛媛県は大雨で浸水している地域もあるようです。心配です。
Posted by 2010/07/12