ブログ
久しぶりに講演を聞いてきました
こんにちは、なりちゃんです。暑苦しい夜ですが、ようやく虫の音が聞こえるようになってまいりました。夏が終わるのかなっと思いきや久しぶりのゲリラ豪雨ですね。皆様戸締りをしっかりしてください!
先週末はとある学会に参加してきました。そこで話をされていたのが、泌尿器科の世界ではMr腎癌ともいわれる山形大学医学部の冨田教授です。何回か講演を拝聴しているのですが、教授に就任されたころと比べダンディーになられておりました。講演の内容は腎癌に対する分子標的薬、つまり腎臓の癌につかうお薬の使い方についての話でした。この手の話はいくらでもあって、あまり新しいことは聞けないかもと思いながら拝聴しておりましたが、その切り口と話術に引き込まれてしまいました。最新の治療法を過去のものと合体させる、それ自体は珍しくないのですが、自前のデータを示しながら、なおかつそのデータの欠点を確実に指摘して話を進める手法に感動いたしました。普通(私もですが)の人間は自分のデータをいかに良くみせるかに苦心するものです。また話し方も、はじめはボソボソとした話し方ながら、徐々にはっきり、強く断言します。時には乱暴な言葉づかいもしながら進めてゆくというやり方です。もしかしたら御本人も気づいておられないかもしれませんが、ややもすれば退屈な分子レベルの話を非常に鮮明にプレゼンされてました。 講演会の後で、一緒に食事をしたのですが、主賓なのに場を皆を盛り上げることを忘れず、ずっと笑いが絶えない宴席となりました。残念なのは、いくつか聞きたいことがあったのですが、酔っぱらってしまって質問の内容を忘れてしまったことです。(苦笑) 次回は紙に書いておきます。
人前で話す機会が多くない私としては、人を惹き付ける話をされる人に憧れをいだいてしまいます。いつかは会場から笑いがとれるようになりたいと思っているのですが、そんな日はいつ来るのやら・・・ ぞれよりも、まずは講演を頼まれるような人物になれるように頑張ります!
Posted by 2010/09/08