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切迫性尿失禁と過活動膀胱

こんばんは加藤です。

最近とても寒くなってきました。皆様、体調をくずされてはいないでしょうか。

さて切迫性尿失禁や過活動膀胱は寒くなると症状が悪化したり、現れたりする方が多いようです。

梅田のクリニックも数週間前から来院される方が増えているように思います。

暖かくなってくる頃は抗コリン剤の内服で効果がある患者様も多いのですが、この時期はそれだけではすっきりされない方も多いようです。

そのような方には漢方薬を処方させていただくことがあります。

どの漢方薬を処方するか考える上でいろいろお話を伺っていますと多くの方が冷えを訴えられます。日本女性に聞くとかなりの確率で「私、冷え症です」という方がおられるのに、それについての治療や概念というのは今の医療にありません。冷え症は漢方薬などで治療することとなります。そこで、欧米人の冷え症というのはどうしているのかと思って調べてみましたらあまり冷え症の人がいないようです。食事や生活習慣などの欧米化で日本人が罹る病気の種類も欧米人と似てきているものもあるのに、冷え症の頻度は減っているように思いません。不思議ですね。

漢方薬ですが、1つの症状だけで薬は決められません。体のいろんなバランスを考えて薬を決めさせていただくことになります。同じ冷え症の方でも違う薬ということもあります。

また、以前にも書いたかも知れませんが、東洋医学ではご本人の生活習慣の改善も重要になってきます。冷え症の方では体の冷えるような食べ物を控え、温めるような食べ物をとることを薦めています。

切迫性尿失禁や過活動膀胱の症状のある方は冷えの改善やその他、生活習慣を見直してみませんか。

これから数ヶ月つらい時期がきますが、私も皆様に喜んでいただけるよう頑張っていきますので、皆様も一緒に頑張っていきましょう。

Posted by 2010/11/18

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