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瀬戸内海遊覧飛行ふたたび
先週末、松山赤十字病院にTVM手術のハンズオンによる指導にお伺いしました。
以前、ブログにも書きましたが、伊丹−松山便はほとんどがプロペラ機ボンバルディアDHC8で比較的低空を飛ぶので、天気が良ければ瀬戸内海の島々が地図そのままに観察できる、すばらしい瀬戸内海遊覧飛行となります。
好天にめぐまれたので往路、遊覧飛行になると期待していましたが、窓側席がとれず読書の時間になってしまいました。
TVMの症例は二例、一例目は私が執刀、Y先生に助手をしていただき、二例目をY先生に執刀していただきハンズオントレーニングを行いました。TVM手術はブラインド操作が多く五感を使う手術なので、技術を伝承することは容易ではなく、繰り返しハンズオンが必要な術式です。今回、Y先生は「面白い、闘志が湧いた」と感想を述べておられました。「TVMもどきの手術」はそれほど難しくはないのですが、私が求める精度の高い「再発しない美しいTVM手術」を習得することはなかなかむずかしいのです。Y先生はおそらくこれから美しいTVM手術を求めて経験を積んでいかれるモチベーションを得られたものと嬉しく思いました。
夜は「馳走屋」という料理屋で小宴を催していただきました。食材は美味。副院長のF先生、若手のホープO先生、手術室、病棟の快活な看護スタッフの方々と楽しいメンバーに恵まれ楽しいひとときを過ごすことができました。看護師のETさん、12月にホノルルマラソンを走られるとのこと、羨ましいですね。私も昔はマラソンランナー、その後はトライアスリートでした。完走されたら連絡してくださいね!
翌日、快晴に誘われて朝から散歩に出ました。松山全日空ホテルから徒歩10分の所に愛媛県美術館があります。私の好きな美術館の一つです。ここに寄ってみました。
「黄金のシカン文明展」という特別展が開催されていて、インカ文明よりもっと以前、紀元800年ころからペルーに栄えた文明の発掘の記録、黄金の器や仮面の数々が展示されていました。皆さん「シカン文明」なんて聞いたこと無いでしょう? いい勉強になりました。
美術館の脇から二の丸庭園の横を抜けて松山城に登りました。紅葉はまだまだでしたが、晴天で気持ちのよい散歩となりました。
大阪へのフライトでは窓側の席が確保できたので、天候にも恵まれ待望の瀬戸内海遊覧飛行となりました。機体はもちろんボンバルディアDHCです。復路は四国の上空を飛ぶので瀬戸内海は少しばかり遠くに見えます。しまなみ海道が遠くに見え、しばらくするともう鳴門大橋が眼下に。紀淡海峡を超えると飛行機は北に向かい間もなく大阪上空に到ります。あっという間の瀬戸内海遊覧飛行でした。
次回は何時になるか、4月頃には島巡りなどいかがでしょうか? 文責 竹山
Posted by 2010/11/21