尿失禁・骨盤臓器脱などの女性骨盤底疾患を主な対象とした女性のためのサイトです。

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国際学会Ⅱ

こんにちは。加藤です。まだまだ暑い日が続きますね。前回書きましたように先週はカナダのトロントに行っていました。向こうは最高気温が21-25度くらいで、快適でした。8月も終わりですので日本に帰ってきたら少し涼しくなっているかと思っていましたが、飛行機から降りたとたん出てきた言葉は”暑い”でした。周りから聞こえてくる会話も”日本は暑いなあ”というようなものばかりで感じることは皆一緒なんだなあと思いました。

さて学会ですが、まず参加者の多さと熱心さにびっくりしました。

23,24日に行われたワークショップは48のプログラムがありましたが、私はその中の2つと骨盤底筋トレーニングのプログラムに参加しました。1つ目はメッシュの合併症についてでした。

合併症についての分類の説明やそれぞれの合併症(びらん、疼痛など)についての話がありました。もう1つのワークショップは3D経腟超音波の使い方でした。こちらは使い方などの説明の後、参加者は6グループに分かれて実際の超音波を使ってみたり、超音波画像の見方を確認したりしました。

骨盤底筋体操のプログラムは実際に行ってみるというものでフロアにバスタオルを敷いて参加者100人ぐらい皆で体操を行いました。

どのプログラムもとても楽しく新しい知識を得ることができました。

25日からは口頭発表やポスター展示がありました。私も25日の朝にはポスターを張りました。

機器展示のブースでは日本では手に入れることのできない機器などもあり、ほとんどすべてのブースをできない英語を駆使しながら回りました。

その他日本から来られている先生方とお話しする機会もあり、病院のスタッフには1週間休んでいろいろ迷惑をかけましたが、新しい知識や刺激を受けこれからも頑張って行こうと思えた学会でした。

次週はトロント観光について書きたいと思います。

Posted by 2010/09/04

9月になりました

 なりちゃんです!暑い8月が過ぎて9月になりました。なんとなく周りが涼しくなり、秋の気配が近づきつつあることを感じられるようになりました。台風も何個か北上しているようですし、この暑さも残り少しと思いながら日々過ごしております。

さて今日9月1日は防災の日ですね、各地で避難訓練や地震対策の会議などが行われておりますが、これは1923年に関東大震災が起こったことによるものと聞いております。関西でも阪神大震災にて多くの方が犠牲になられ、いまだ完全な復興には至っていないそうです。私が住んでいた北陸でも数年前に能登大地震というものが発生し、大きな被害を受けました。都会ほど人口密度が高くないため犠牲者は少なかったのですが、有料道路が寸断されて不自由な思いをした経験があります。今までは大学病院の隣に住んでいたため、何かあれば大学病院に逃げ込めばよいと思っていたのですが、大阪ではそんなわけにはいかないので、自分で自衛をする必要があります。前々からそんな話をしていたのですが、今年は地震に対する備えをしようと考えております。やはり水と食料、テント、懐中電灯などは必須でしょうし、着替えや身の回りのものなども必要だと思います。そんなことを考えていたら地震が来た時にはとても持てないぐらいの荷物が完成することになりました。(やばい・・・) インターネットで調べると本当に必要最低限のものをすぐに取れるようにしておくことが大事だそうです。とすれば一番大事なもの・・・やはり奥さんでしょうか、私の場合地震が来たら、まず妻をつれて逃げることにすることとなりました。まずは家内安全からです、これで大丈夫なんでしょうかね~。ちなみに泉北藤井病院では9月25日に避難訓練を行います。まずは日ごろの訓練から! 備えを怠らないように頑張ります!

Posted by 2010/09/01

瀬戸内海遊覧飛行

昨日、TVM手術の指導に松山の病院に出張した。伊丹から空路で実質30−40分、空港から病院まで車で20分と近いので通勤可能かもしれない。年2、3回縁があって訪れる。

伊丹から空路、松山に行く機会がある方へのアドバイス!!進行方向に向かって右側、窓側に席をとっていただきたい。A列である。ANAを利用するとすれば、今は大阪ー松山便は一日9便あり2便だけが166席のエアバスA320で残り7便が一時よく事故をおこしたボンバルディアDHC8という56席か74席のプロペラ機である。便利な時間にはボンバルディア便しかなくノーチョイスのプロペラ機となるが、プロペラの横は騒音がひどいので前方座席1−4列目位までがおすすめとなる。

空路の大阪ー松山の窓からの眺望は天気がよければ最高である。航行高度が低いのでまさに瀬戸内海遊覧飛行なのである。伊丹を飛び立った飛行機から間もなく大阪湾が一望のもとに見渡せる位置にくる。関西空港と神戸空港が目と鼻の先のように思えるが、船のサイズが芥子粒のようであるから実際には遠いのだろう。間もなく淡路島の全景が見える。明石大橋も鳴門橋も見える。

小豆島が見えるが、山がゴルフ場のために刈り込まれているので残念!!

間もなく瀬戸大橋が見えてくる。岡山県倉敷市から香川県坂出市を結ぶ。

瀬戸内海の島々が次々に現れるが、さすが瀬戸内海国立公園である。島々と海の色合いの対比が実に美しい。感慨に浸っている間もなく、機内アナウンス「当機はただいま着陸態勢に入りました・・・・」

視界の端に松山空港が海に面して現れると、機体は左旋回し滑走路めがけておりていった。さあ着陸というところで、再び機体は再上昇した。さすがボンバルディアと思ったが、風向きが急に変わったためとのアナウンス。二度目のトライで無事着陸、スリルもおまけの遊覧飛行だった。

機会があれば、ぜひお試しあれ!! 文責 竹山

Posted by 2010/08/29

ついに改名しました!

 こんにちは女性にやさしい泌尿器科医(仮称)です。いままでこの名前でやってきましたが、どうも竹山先生と間違える人が多いとのことで、改名することになりました。皆様から名前を募集していたのですが、全く応募がないままに改名となりました。さて何にしようかと考えたところ、ちょっと恥ずかしがり屋なので、これからは「なりちゃん」とさせていただきます。これで間違える人はないと思いますが・・・

 さて名前が変わったところで話はかわりますが、先日大阪市内を歩いているという話をいたしましたが、この暑さのためしばらく中断していました。さらに最近は治安の面でも不安になっており、運動を続けるために思い切ってジムへ見学にいってきました。近くのジムに見学に伺ったのですが、設備は整っていて、すごくきれいなところだったので、非常にひきつけられています。でも重要なのは自分が通うかどうかですので、もう一度胸に手を当てて考えてから決定しないといけないですね。

 ちなみに随分前に一度だけジムへ通うことになったのですが、8ヶ月間会費を納めて、1回しか(2回だったかな?)いきませんでした。たしか25mのプールで一回泳ぐのが4万円ぐらい払った計算になっていた覚えがあります。(ちなみに私の先輩は英会話教室に40万円払って、1回しか行きませんでした・・・) 昔から3日坊主どころか2日坊主の私ですので、皆様の御声援をいただき頑張れたらいいな~って思います。ではこれからは「なりちゃん」でいきますので、宜しくお願いいたします。

Posted by 2010/08/25

ひとときの夏休み

お久しぶりです 外来看護師の遠藤です。

残暑厳しい日々が続いていますね。暑さの影響があるのか、膀胱炎や生理不順・不正出血

の患者さまが増えているように思います。

世間では夏休みシーズンで海外旅行やら温泉旅やら満喫されている方も多いようですが、

なかなか長期休暇をとることのできない私は、たまの贅沢にプチ旅行気分を味わいに

ご近所のホテルを有効利用させていただいています。

週末を除けば直前でも空きがあることもあるし、普段より安く泊まれる事も多いのでお得です。

プールで泳いだり、ラウンジでお茶を飲んだり、ホテル内のブランドショップを見て回ったり(高くて買えないですから~(汗))

部屋でゆっくりDVDを観たり。束の間ですがゆっくりと羽を休め、また明日からガンバローと気合いを入れなおしております。

でも、本当は海外長期旅行とかがしてみたいで~す(涙)

Posted by 2010/08/23

三たび twitter

三たび twitter についてつぶやいてみる。女性泌尿器科の疾患や骨盤底の話等をつぶやいているとフォロワーが爆発的に増えてきた。もちろんそれ以外の「フォロワーを増やす方法」も用いながらではあるが、日々200人以上のフォロワーを獲得し、8月21日に累計でフォロワー5000人を超えた。

twittergrader.com というインターネットのサイトがある。ここで自分がツイッター上で、どれくらい影響力を持っているかを判定してくれる。つまりこのサイトにアクセスし自分のツイッターアカウントを打ち込むと、自分のツイッターのグレードが表示されるという。つぶやき数、他の人の反応、フォロワー数など総合的に判定し、グレードと順位を決めてくれるらしい。

ほんの遊び心で、自分のアカウント gh_sammy を打ち込んでみて驚いた。グレードは100点満点の100点、満点である。全世界での順位は7623918アカウント中、22082位、ホー!。地域別の順位も出る。Twitter elite in Osaka:「大阪」地域ではなんと3位!! 同じ日にツイッターのアカウントを作った人の中での順位も出る。私と同じ2010年2月14日に世界中でアカウントを作った人(世界中である!!)の中で何と6位である。

やはり今 twitter が面白い。

さて「女性泌尿器科の情報をツイッターで広げる」という社会実験は現在進行中である。8月14日(土)に私が電話相談担当であることをツイッターで告知し、100人近い人にリツイートされた。その当時のフォロワー数は3000人、その100人が1000人のフォロワーを持っているとすれば計算上100x1000=10万人のツイッター画面(タイムライン)上にこの情報が流れたことになる。それで、何件の電話相談があったか? 3件であった。そこで再び計算上3万ツイートに一件電話相談がかかってくるという仮説をたてることができた。フォロワーが増えるにつれリツイートしてくれる人が増えると相談数が増えるだろうか?また次回報告したい。

最後にフォロワー数について:「フォローする」とは誰かのつぶやきに興味を持ってフォローというボタンをクリックすることで、自分のタイムライン(ツイッターの表示窓)上にその人のつぶやきがリアルタイムで表示されること。フォローしてくれる人をフォロワーと言い、つぶやきが面白ければ、あるいは有益な情報があると思われればフォロワーは増えることになる。ではフォロワーが増えて何が変わるのか? 答え:現在、実感中である。フォロワー数が2000人を超えたころからtwitter が面白くなってきた。10000人を超えた頃にまた報告したい。

文責 竹山

Posted by 2010/08/22

国際学会

こんにちは。加藤です。

まだまだ暑い日が続いていますね。皆様体調管理には十分注意してくださいね。

(今週は書くことがないので)

私は明日から夏休みを兼ねて国際学会に行くことになっています。10年前ぐらいに一度産婦人科の国際学会に行ったことがあるだけでほとんど経験がありません。行くと決めてからものんびり構えていましたらまわりの先生方から人気のワークショップはすぐにいっぱいになるとか、ホテルや飛行機はとかいろいろアドバイスを受けてあわてて準備していきました。ポスター発表用のポスターも印刷会社のお盆休みがあり昨日やっと手元に届き、学会の準備がやっと整いました。

今回は骨盤臓器脱や尿失禁についての国際学会であり世界レベルでの話が聞けるかと楽しみにしています。(英語力がないため話がわかるか不安ですが)

来週は学会について報告させていただきます。

今週は旅行準備もあるのでこれで終わります。

Posted by 2010/08/20

ドクターへり

こんにちは。山口です。

私の自宅の近所には、大きな総合病院があり、毎日救急を担当しているようで、ひっきりなしに救急車が訪れます。夜間も何回も救急車(時にはパトカーも一緒に)がやってきます。引っ越した当初はそのたびに目が覚めていましたが、なれると朝まで熟睡です(-_-)zzz 愛媛に帰って、救急車の音が聞こえないとさびしいくらいです。最近、救急拒否、たらいまわし問題などが取り上げられていますが、ここの病院に限っては、そんなことはないように見えます。

また、この病院は循環器の救急をしているためか、時々ドクターヘリがやってくるようです。家族は、たびたび見かけていたようですが、私は先日初めて、ドクターヘリを見ることができました。やはりかっこいいですね。同じ医療従事者のはずですが、あこがれてしまいます。ヘリは到着して、患者さんの搬送、申し送りなどをしたあと、到着から30分位して、私たちの頭上を飛び立っていきました。

   自宅でも写真とってみたのですが、小さくしか写らなかったので、この写真をさがしてみました。

   内部はこんな感じです。

またまた、ドクターヘリについて調べてみました。

もともとは、1970年にドイツで誕生した、医師がヘリコプターで患者の下へ向かうシステムです。ドイツでは70機以上が導入され、交通事故死の低下などかなり有能な成績を収めているようです。ドクターヘリの目的は急患の迅速な搬送という目的もありますが、第一の目的は重篤な患者が発生した場所に医師と看護士をいち早く派遣し、初期治療を開始することです。日本では、経済的条件、地形的・地理的条件、場外離着陸場の確保の制約などから、本格的な導入は1990年代以降となっています。運用方法はかなりむずかしいのではしょりますが、ドクターヘリの要請は消防機関および医療機関(病院)によっておこなわれるため、一般人が直接呼ぶことはできないそうです。ちなみに搬送費用は無料であり、治療費のほかに往診料等が請求されるだけです。もちろん、搬送費用が無料であることは、救急患者さんを救命する際に不公平がないと言う点で必要とおもわれますが、やはり、ドクターヘリを維持する為には、経済的な援助がかなり必要になると思われます。

ただいろいろなことはさておき、かっこよかったです。

Posted by 2010/08/19

わかりやすい説明

こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医(仮称)です。なかなか良い名前がないので未だに(仮称)になっています、ちょっとさみしくなってきました。

 最近患者様向けのパンフレットを作成しております。我々が専門としている女性泌尿器科領域は少しだけ知られるようになってきましたが、まだまだ知らずに悩んでいる方が大勢いらっしゃいます。心臓の病気や癌であれば周りの人たちに相談して受診することができますが、尿失禁や骨盤臓器脱については独りで悩んでいる方が多く、私たちはその方たちに少しでも知ってもらうように日々努力しています(内緒ですが・・・)。その一つとして患者様説明用のパンフレットを作成しているのですが、難しいですね。私が作るとつい専門用語のオンパレードになってしまいます。自分では簡単に書いているつもりですが、見返してみると「増悪(ぞうあく)」、「内因性括約筋不全」といった文字の羅列になっていました。これではわからない・・・ちなみにインターネットで他の病院の紹介をみてもほとんど同じような説明ばかりでした・・・ 気分転換のつもりでテレビをつけたら、いました! 簡単に説明している人が! 池上彰さんの番組でしたが、この方は非常にわかりやすく説明していました。「よしこんな風に書こう」っと思って書き始めたのですが、見ていると簡単そうですがやはりみなさんにわかりやすく書くということは本当に難しいです。やっぱり池上さんってかしこい人なんだな~っと実感いたしました。

 というわけで女性医療の池上彰を目指して、骨盤臓器脱パンフレットを現在作成中です。近日中に完成予定ですので、御希望の方は梅田ガーデンシティ女性クリニックまたは泉北藤井病院へお問い合わせください。街でみかけた際には10部ぐらい持っていって、困っていそうな方に渡していただけるともっといいですね。それではがんばって作りたいと思います!また来週~

Posted by 2010/08/18

有元利夫展

私の楽しみの一つに美術展巡りがある。

学生時代には美術部に在籍して作品を作っていたこともあり、二紀会だったかの研究所に通ってまじめに裸婦のデッサンにはげんでいたこともある。芸術には憧れを超えた身近な切実さを感じていたとも言える。大学の教養課程から学部に進学してからは作品にじっくり向き合う濃厚な時間を持つことは許されなかったし、それ以後医師のキャリアの中では作品を作ることをずっと先延ばしにして30年以上経ってしまった。そのうち時間がとれたら絵も描いて、楽しい作品もというモチベーションは衰えていないつもりであるが。自分では作品をものすることはできなくても、古今の作家の仕事そのものに触れることのできる展覧会には時間を割いて訪れる価値があると思って足しげく通っている。

前置きが長くなったが、先日、東京都庭園美術館で見た「没後25年 有元利夫展 天空の音楽」という展覧会について紹介しよう。

東京都庭園美術館:「東京都庭園美術館は朝香宮邸(朝香宮殿下は久邇宮家第8王子、妃殿下は明治天皇第8皇女)として昭和8年 (1933年)に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです。戦後の一時期、外務大臣・首相公邸、国の迎賓館などとして使われてきましたが、建設から半世紀後の昭和58年(1983年)10月 1日、美術館として新しく生まれかわりました。美術館は広大な緑溢れる庭園に囲まれ、自然と建物と美術作品があわせて楽しめる環境に恵まれ、そこに庭園美術館の名も由来しています。」

有元利夫という画家をよく知っていた訳ではないのだが、この人の絵だったらこの美術館だろうと思って東京に行ったついでに見に行った。人がいないほどではないが、絵の前でしばらくたたずんでいられる空間がある。その前日に行った新美術館のオルセー美術館展が人の洪水だったことを思うとこの絵たちは幸せだなと思った。38歳の若さで亡くなったこの人の作品はどれも魅力的だ。風化した絵肌、一人だけ登場する首の太い女性(女神)は音楽を奏でる。

花びらが舞い女神は浮揚する。彼は「嬉しい時、幸福感でいっぱいな時、それを表して「天にも昇ろ気持」と言う。実は僕はこのいいまわしが大好きなのです。いわゆる知的エリート風の人たちは、こういう表現を通俗だ陳腐だとバカにしがちですが、こういうのは意外にバカにしてはいけないと思う。」と語っているが不思議な空間が魅力的である。

彼はまた音楽を好んだ画家でもあったようで特にバロック音楽の様式美を絶賛している。「ビバルディの「四季」は好きな曲の一つだ。この曲の魅力は富士山に例えられる。僕は富士山を見ると、何だかとても照れくさく、山中湖の湖面にうつると、とても正視できないなと感じる。だがその俗性をとりさってきちんとみてみると、やっぱりいいなと思えてしまうから不思議だ。「四季」の魅力もちょうど同じようなたぐいのものではないだろうか。」押し付けがましくないが普遍的なものということだろうか。彼自身も作曲もしリコーダーを奏でたらしい。美術館の特設売り場で彼の曲が流れCDも販売されていた。

美術館の建物とも見事にマッチしたすばらしい展示だった。9月5日まで開催されているので機会があれば是非訪れてほしい展覧会である。文責 竹山

Posted by 2010/08/16

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