尿失禁・骨盤臓器脱などの女性骨盤底疾患を主な対象とした女性のためのサイトです。

ブログ

骨盤臓器脱の電話相談

こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。

ブログ内でも御紹介したように、来週から骨盤臓器脱についての電話相談が始まります。それに向けて泉北藤井病院でも準備を進めているのですが、わが病院では初めての参加となりますので、スタッフ一同緊張と期待と不安が入り混じった心境です。おそらく電話をしてくださる方の多くは他人に相談できずに悩んで受話器をとられる方だと思いますので、少しでもその心配を和らげられるような応対を心がけたいと思っております。

 

 最近見たTV番組の中で「セカンドレイプ」という言葉を目にしました。性的暴行を受けた女性が、受診した医療機関でスタッフから心ない一言をかけられることで、さらに心の障害を負ってしまうというものだそうです。これは決して稀なことではなく、多くの被害女性を苦しめる一因になるとのことでした。

 私たちの外来へ相談に来られる患者さまの中にも、他の医療機関で心ない言葉をかけられてショックをうけておられる方が大勢いらっしゃいます。たとえば「歳のせい」、「精神的なもの」といった患者さま御自身が悪いような言い方をされたり、「あなたが我慢すればいい」や「これは仕方がない」などのあきらめとも言えることでかえされた方も見えられます。その多くが本来治る疾患であり、適切な治療をすることでその後の生活を快適に過ごすことができるようになります。そういった御話を聞くたびに自分が同じようなことを言っていないか気になることも度々あります。少なくとも自分だけは患者様を傷つけることがないよう心がけたいと思います。他人に相談できずに悩まれている方は、気軽にご相談ください! 

Posted by 2010/06/16

骨盤臓器脱と無料電話相談キャンペーン

6月21日から「ひまわり会」などの患者会と全国8つの医療機関の共催で女性の骨盤臓器脱/尿もれ無料電話相談キャンペーンが開催される。骨盤臓器脱などの女性特有の疾患はQOLを著しく損なうにも関わらず患者さんが最新の治療にたどり着くことはなかなか難しい。最近でこそ時にテレビや雑誌に取り上げられるようになったが、まだまだ正しい知識が患者さんに届いているとは思えない。子宮に問題がなくても子宮摘出が行われ、その後間もなく膣断端脱として再発した患者さんが何人も私のクリニックに来られる。もっと早く受診してほしかったと思うことが日常茶飯事になっている。TVの番組で取り上げられる際には、制作者の意図する流れで番組が作られていて必ずしも正しくない知識が広まることに危惧を感じる。電話相談キャンペーンは私が代表をしている「女性の排尿障害を考える会」の会員の医療機関と女性泌尿器科の元患者の会「ひまわり会」がエキスパートの視点と患者さんの視点で患者さんの相談に乗る催しである。敷居の高い医療機関に受診するのにためらいのある患者さんも電話でなら気軽に相談ができる。新聞各社のご好意で告知記事が出た際には各機関100ー200コールもの相談が寄せられる。とても十分に対応できるわけではないが、希望者には詳しいパンフレットを作って郵送する。相談された方の30%程度のかたは受診される。電話で話すことにより受診に対する心理的な障壁が低くなるのかもしれない。一人でも多くの患者さんに最新の治療を受けていただきたいという思いから年に数回の電話相談を始めてからもう8年目になる。その間に骨盤臓器脱に対するTVM手術を1200例、尿失禁に対するTVT/TOT手術をやはり1200例執刀した。いずれも国内では最多の件数である。手術成績は非常に良い。今後も多くの患者さんに最新の治療を届けるために電話相談を続けていきたいと思っている。また、この電話相談キャンペーンには新聞各紙の記者さんたちの理解と協力があって初めて成り立っている。この場を借りて心から感謝したい。 竹山政美

Posted by 2010/06/16

札幌の女性産婦人科医F先生

私が初めて札幌に手術によばれたのは2006年10月だから、もう3年8ヶ月も札幌に定期的に行っていることになる。札幌医大の臨床教授でもある美人の産婦人科医のF先生は子宮内膜症の第一人者であるが、ある日偶然、私の前任地の病院での手術を見学されたのをきっかけに女性骨盤底の再建に手を染められることになった。以来F先生のTVM手術症例は400例以上にのぼる。最初は私が手術をし、F先生が第1助手で行っていたが、最近では難しい症例が私の出張日に振り当てられていて、その他は主にF先生が実施しておられる。札幌医大の解剖学教室での新鮮凍結遺体を用いたメッシュ手術の安全性の検討の際にもお手伝いしていただいたし、いまや北海道での骨盤臓器脱手術の草分けでもあり第一人者でもある。彼女の仕事の量は私が知るようになってからでも尋常では無い。いつもパワフルで講演に手術にと超人かと思うほどで、西に東にと駆け回っておられた。いつか倒れる、とみんなが思っていた通り、そんな彼女も人の子であったことが発覚した。4月末に突然不明熱で病床に倒れられた。これで私の北海道出張も終わりかと思っていたところ、今回回復されたお元気な先生にお会いできて、ほっと!! 「これからはペースを落とします。」とのこと、まこと命あっての物種。これからも元気で北海道の骨盤臓器脱の星としてがんばってほしいものである。

Posted by 2010/06/11

ちょっとした気遣い

こんにちは、女性にやさしい泌尿器科医です。私たちが働く梅田ガーデンシティ女性クリニックおよび泉北藤井病院では、日々多くの女性が他人に相談できない病気や悩みで来院されております。当然外来・病棟におられる患者様たちは女性が大多数を占めます。また診療にあたる医師も女性が半数であり、看護師やその他の職員も女性が多い職場です。手術の際には竹山院長と私以外のすべてのスタッフが女性ということも多々あります。最近ではそんな職場環境にも慣れてきたためか自分が男性であることを忘れていることもしばしば経験いたします。

 そんな中、今日の手術では狭い場所へカテーテル(細い管)を挿入するという場面がありました。その手術は泌尿器科医であれば当然のものとして淡々と進めるものではありますが、今日はスムーズに進まず、そんなときに限って次々に対処しなければならない業務連絡が入ってきます。一瞬どうしようかと焦っていたところ、一緒に手術をしていた先輩の美人泌尿器科医が何気ない素振りで手を差し伸べてくれました。カテーテル操作の加減だったのだと思いますが、冷静に私の様子をみて適切に助け舟を出してくれたことで、手術は大成功に終わりました。あわただしい一連の業務が終了したところで、ふとその気遣いに対する感謝の気持ちがこみ上げてきました。そういった目でみると一緒に働くスタッフの多くが私に対してたくさんの配慮をし、わからない所で補ってくれていることが見えてきます。最近忙しさにかまけて、そうした優しさや気遣いに目がいかなくなっていた自分に反省です。仕事の終わり間際になって、反省している私へ美人泌尿器科医からカステラとチョコレートの御褒美が届き、細かな心くばりの大切さを実感した次第です。

 もうひとつ、泉北藤井病院では毎週当直業務があります。今日のお昼に食堂で、「当直の朝の食事が少ないな~」と言っていたところ、明日の朝食のパンの隣にそっとバナナが添えられていました。そんな栄養士さんの気遣いにも感謝しながらこのブログを書いています。

 最初にも述べましたように、私の担当する患者様の多くは女性であり、そういった気遣いが治療の大きな要素となってくると思います。今日はそういった大事な気遣いを再確認することができた貴重な一日でした。皆様これからも宜しくお願いいたします!

Posted by 2010/06/09

賑やかな待合室

こんにちは、外来看護師の遠藤です。

本日の外来はとても賑やかでした。

病院の待合室というと、たいてい想像するのは静かで、

具合の悪そうな方がいたり、各々が本を読んだりしている様子ですが、

当クリニックの待合室はいつもとても賑やかです。

女性にはおしゃべりが好きな方が多いですが

初めてきた病院は誰しも緊張するものです。

当クリニックの待合室ではひまわり会(元患者の会)のボランティアの方が

そんな緊張状態の患者様にご自分の体験談や感想を話しながら、

親身に相談に乗って下さっています。

今まで人には言えず、一人で抱えていた悩みが

同じ体験をし、しかも克服した方から話を聞くことで、

明るく前向きに捉えられるようになったと話して下さいます。

私も待合室から笑い声や賑やかなおしゃべりが聞こえてくると

つい嬉しくなって覗きに行ってしまいます。

しかし、患者様呼び出しのアナウンスが聞こえなくなってしまうので、

皆様ほどほどにお願いいたしますね。

Posted by 2010/06/09

はじめまして

はじめまして

梅田ガーデンシティ女性クリニック看護師の遠藤です。

女性にとって美容やダイエットはいくつになっても気になるものですよね。

私は現在ダイエット中で、先週から停滞期のため何をやろうがピクリとも体重が減りません。

大好物のお菓子も我慢し、半身浴も続けているのに・・・

因みに停滞期とは体が飢餓状態となっている状況で、

体が栄養不足と感じ消費エネルギーを

節約しているために起こるそうです。

遭難者がわずかの食料で何日間も生き延びたりするのは、

そういう作用が体の中で働いているからだったんですね~。

この停滞期は人によって期間が様々で平均して1ヶ月くらいは続くそうです。

脳にストレスを与えず、飢餓状態では無かったと認識させることが必要なようです。

とりあえず、手っ取り早く減らない体重計には乗らずにストレスを感じないようにしてみようと思います。

当クリニックでも、肥満解消プログラムのための教育入院というのを行っています。

肥満は骨盤臓器脱や尿失禁の原因となり、

ダイエットをすることで改善される方も多くいらっしゃいます。

皆さんもダイエットは明日から・・・なんて思わず、今から頑張ってみませんか?

私のダイエット状況もまたご報告させていただきます。

Posted by 2010/06/07

舞鶴でハンズオン

昨日午後から舞鶴の病院でTVM手術のハンズオントレーニング(実地に教えること)を実施しました。大阪からは車で二時間あまり、高速道路をとばして快適なドライブでした。手術の症例は2例の骨盤臓器脱、一例は大きな子宮脱とそこそこの膀胱瘤でした。1例目は私が執刀、肥厚した膣壁ながら順調に終了しました。2例目は副院長先生と副部長先生に執刀していただき、私が実地に指導しました。このTVM手術は見えない部分での操作(ブラインド操作)があるので、こういうハンズオントレーニングが必要なのですが、実際には見よう見まねで行って患者さんが気の毒な状態になっていることも少なくありません。ともかくこの2人の医師は「女性にやさしい泌尿器科医」が数例指導したことがあり、何点かの私のアドバイスでスムースに手術を終えられました。夜は舞鶴の食材で反省会(ただの飲み会)で満腹に。今日もいい天気です。これからJRで大阪に向かいます。写真は名産の鳥貝とその貝殻です。竹山政美

Posted by 2010/06/05

はじめまして

こんばんは。はじめまして。本日の担当は加藤です。今日は手術が4件あり、先ほど終わってほっとしているところです。今回は女性骨盤底からは少し離れたことを書きたいと思います。

昨晩テニスをしました。暑くも、寒くもなく久しぶりのスポーツに汗を流しました。最近電子カルテがあちこちで導入されていますが、そうなりますと私たちは1日のかなりの時間コンピュータの前で仕事をすることになります。以前はそれになれず非常に肩こりに悩まされました。その当時マッサージなどにも通いましたが一時的でした。そんなころヨガをしに通いましたところすっきり肩こり解消しました。それから肩こり解消やストレス発散も兼ねてたまに体を動かすようにしています。

尿失禁や骨盤臓器脱の疾患は体重を減らすとで少し改善することがあります。肩こりなどある方も含め皆さん、軽いストレッチからでも体を動かしてみてはいかがですか。今気候はとても良いですので始めるにはいい機会だと思います。案外気分転換できるかもしれせんよ。

それでは、また。これからよろしくお願いします。

Posted by 2010/06/03

金沢大学付属病院からの学生見学

こんにちは、はじめまして「女性にやさしい泌尿器科医」と申します。大阪の地で女性泌尿器科医療に日々努力をしています。

これまで婦人科・泌尿器科の分野では、われわれが診療している「骨盤臓器脱」や「尿失禁」といった病気は軽く考えられ、あまり知られていませんでした。しかしTVM手術やTVT-OT手術といったメッシュ・テープを使った治療が普及するに伴って、今では全国で少しずつ市民権を得るようになっています。ぜひ多くの方に相談に来ていただき、治るということを体験していただければいいですね。

さて、この度泉北藤井病院・梅田レディース女性クリニックに金沢大学付属病院の医学生3名が見学にこられました。女性2名、男性1名の計3名です。最近の女性骨盤底診療の発展に伴って、医学を勉強されている学生さんの中にもこの分野のことをもっとよく知りたいと思ってくださる方がいらっしゃいます。まだ女性骨盤底診療を専門に行っている病院は多くないのですが、私たちの施設は数少ない専門病院として、興味を持ってきていただきました。金沢からは夜行バスをつかって、なんと7時間かけて大阪に到着したとのことです。若い力というものはすごいですね、まだまだ若いと思っていましたが、自分の年齢を感じてしまいます。泉北藤井病院は月~木まで手術を行っておりますが、火曜日と木曜日はTVM手術が多く、見学の日は3件のTVM手術と1件の尿失禁手術を予定しておりましたので、それらの手術を見学しながらいろいろな話をさせていただきました。その感想は「手術がはやい」ということだそうです。その日の執刀は竹山院長でしたが、やはり手術時間は短く、私も少しでも早くそのレベルに達してみたいと思います。

夜は私たちスタッフと医学生3人と食事会を開き、ワインを片手に、女性医療だけでなく、金沢大学での出来事やこれからの日本についてなどについて語りながら楽しいひと時を過ごしました。その時の様子は後日お見せしたいと思います。できれば3名の方全員が女性骨盤底医療への道に進んでいただければうれしいのですが、そうでなくても少しでも私たちの行っている診療に興味を持ち、他の方面に進まれたときに骨盤臓器脱や尿失禁に悩む患者さまへ正しい治療を示していただけるようになってくれればいいな~と思います。彼・彼女たちが医師として活躍されるころにはどうなっているのでしょうか? その時に泉北藤井病院・梅田レディース女性クリニックから考案された術式が全国で広まっているなんてことになっているかも知れませんね。(夢ですが・・・)

これからも少しでもたくさんの方に正しい知識と適切な治療方法を知っていただくために努力してゆきたいと思っておりますので、御声援宜しくお願いいたします!

Posted by 2010/06/02

女性泌尿器科の手術

今日、泉北藤井病院ではTVM手術を3件とTOTおよび膀胱瘤手術を1例行った。金沢大学から6回生の学生さんが3人研修(手術見学)に来院、夜行バスでの来版、おつかれさま。1例目は子宮脱の症例で前後の膣壁にメッシュを挿入して子宮は温存、出血はほとんどなし、手術時間1時間10分。2例目は直腸瘤、極度の肥満のため麻酔が難しいが、優秀な女性麻酔医により無事終了。3例目は子宮摘出後の膣断端脱。骨盤臓器脱の手術症例の4−5例に1例はこの断端脱であり、子宮脱の症例でも安易に子宮は摘出するべきではないと思う。ほとんど出血もなく手術時間1時間6分。4例目はTVM手術後の腹圧性尿失禁と膀胱瘤の前方再発、TOT手術とメッシュを用いた膀胱瘤修復、問題なく終了。

夜,学生さんとの交流会で談笑中、私の教え子でもある東京の女性泌尿器科医H医師から女性骨盤底学会での発表に対して奨励賞を受賞したとメール。Congratulations!  I’m proud of you.     竹山政美

Posted by 2010/06/01

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