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女性泌尿器科医になった理由①ー女性泌尿器科医シルコのブログー
今日食べた物が、明日の自分を造る!
食べることは生きる事、食べるの大好き、ウロギネシルコです。
なぜか食育ブログ様の雰囲気を醸しつつ、今日もブログはいくよ、シルコはいくよ、どこまでも。
このブログはウロギネ(骨盤臓器脱、尿失禁を扱う科)のシルコによる、ウロギネラインの話と非ウロギネラインの話から成る、ただウロギネを知ってもらいたいがためのブログです笑
しかも、非ウロギネラインが多めという。。。
皆さん、気軽に訪ねて、帰って、また訪ねて、そのうちウロギネにドップリつかってひたっていってく下さい(気軽ちゃうわ、重いわ)
今日は『女性泌尿器科医になった理由①』です。そのうち昔懐かし研修医エピソードも挟んでいきます。以前ドラマであった「◯ラキラ研修医」(⬅︎これ、わかる人いるかなぁ)ばり、いや、それ以上に笑いアリ涙アリ(⁈)の研修医生活でした〔笑〕
ま、首をキリンにしてお待ち下さいかたつむり
2年の激動のスーパーローテートを終え、晴れて泌尿器科医としてデビューした10年前の4月。
当直もする女医ということで、ウチの医局、ちょいザワザワしました。
私が県内2番目ということは、当然1番目、県内初泌尿器科女医黄色い花なる先輩がいるわけですが、彼女には小さなお子様がいて当直はできない時期で、兎に角1番気を遣われたのが
「当直の部屋、どうする?!」という。
病棟の医師控え室を兼ねた、古い皮張りソファのある当直室は、広くてテレビもあって居心地は悪くないものの、ベッドのシーツを5~7?日に1回しか替えていないという、1番大事とも言える寝床に、まさかの’ダニいるかも??’疑惑(笑)
「うち今まで当直する女性いなかったから、女性の部屋なくてゴメン」
いや、産婦人科回った時も別に男女別れてなかったし、そもそも全然大丈夫です。
「シーツね、あまり替えてもらえないんだけど、3日に1回は替えてもらうようにしたから」
ア、ア、アリガトウゴザイマス。でも、自分で敷タオル持参します。
「お風呂はね、地下に大浴場があるからそこ使ってね」
大浴場⁈ちょっと楽しそう⁈
「更衣室は秘書さんと☆先生(県内初泌尿器科女医先輩)と一緒のとこね」
きました!更衣室女子トーク!
しかもこれまた☆先生って、頭がよくて360度気が利いて面倒見もいいという、すっごく出来る先輩女医さんなんです。すごく尊敬してます。
入局した当時のウチの医局って、ほんとに和気あいあい、和やかーな雰囲気で先生方みんな穏やかで優しくて。その中でスクスクと私は泌尿器科医に育っていったわけですが、私とZに一応担当指導医の先生がつけられたわけです。
どうやって決めるもんなんだろうと、何気に、指導医を決めた当時の教授に尋ねてみたら、
「いやー、誰でもよかったんだけどね。シルコ先生に彼をつけた訳わね、彼独身だし、2人の間にロマンスでも生まれたら面白いかなと思って」
ニッコリスマイルと共にそんなお茶目な理由が返ってきた。
えー、そんな理由~笑!
しかしとっても硬派な指導医とこんなざっくりした私の間に、ロマンスのロの字も生まれるはずもなく、教授の御期待にはそえず私は次の修行先に出ましたがね(笑)
さて、キリがいいところで続きはまた次回!
ここまでお付き合い下さり有難うございます黄色い花
Posted by 2015/08/23
泌尿器科医になった理由2ー女性泌尿器科医シルコのブログー
本日もまた、見事なまでに晴れ晴れ
あっぱれ=天晴れ、と変換されたので、まさにこのことから⁈と思い当たったウロギネシルコです。
さて、前回の続きです。
スーパーローテートが始まる前、卒業後すぐにどこぞの科に入局しなければならなかったのが、ローテートが始まってからは2年間自分の行き先について悩む時間ができ、私の場合、逆に色んな科に目移りしてしまいました汗
形成外科医を目指し、六年生の時に様々な病院に見学をしに行ったものの、いまいちピンとこず地元の大学での研修を選択。2年後には形成外科含め、どっか行く先が決まってるんだと思ってました。
が、これが、決まらず( ̄□ ̄;)!!
最終的に、2年目の2月の時点で私を含め入局先や就職先を決めてないのが5人(病院の研修制度会議に挙げられていた汗)。まー、それがバレてからの勧誘の拍車のすごかったこと!今までで一番、誘いの電話が多かったんじゃないか⁈(笑)
2年間下が入ってこなかったものだから、各医局の先輩は若い戦力獲得にほんと必死でした。わかります、お察しします。
とにかく、外科系には行こうと方向性は決めたが、では、どこにはてなマーク
メジャー外科?耳鼻科?形成外科?整形?産婦人科?
迷えば迷うほど、結局なにがやりたいのかわからないから脳が考えるのをやめたがって、最終的には1年程バックパック片手に海外に行ってから医者になろうという一案も。
するとある日、同期のZが「シルコよ、泌尿器科という選択はどうだい?俺1人だし、仲間がほしいし」と、唐突に提案。もう1人の同期Xは整形行きを決めており、同期入局者の女医さんも1人決まっていた。では、とりあえずZと泌尿器科いっといて、ダメだったら転科すればいいかひらめき電球くらいの軽いノリで泌尿器科入局を決定。
かくして、泌尿器科医シルコ、誕生!!(笑)
しかし、これが今のウロギネの私へと繋がってしまったのだから、Zには本当に感謝、感謝。
人生の選択は、時に思いがけない結果を生むものだなぁ、とほんとに思います。
皆さんもそんな経験ありませんか?
今週も嬉しくも手術だらけの一週間。
学べる環境にいれこと、今ここに居れること、このチームと働けることに感謝です。
今度は『女性泌尿器科になった理由』でも、ぼちぼちあげていきたいと思います黄色い花
今週も張り切っていきましょう(^o^)
Posted by 2015/08/17
泌尿器科医になった理由①ー女性泌尿器科医シルコのブログー
太陽のテンションが高すぎる大阪です。
今日も太陽ノリノリ、ホットな1日になりそう、いや、なってますメラメラ
熱々のコンクリートの上で寝ると、本気で火傷しますので、寝たらあきません。
以前救急をしていた時、酔っ払って熱々のコンクリート上でお休みになられて、背中にコンクリート模様の火傷つくって運ばれてきた人がいました。
夏は色んなモノに注意です。
今日のブログは非ウロギネ類、思ひでポロポロ科、といったところです。脱線しつついきます。
長くなりそうなので、暇な人はお付き合い下さいませ。
とりあえず、初めての方は、ウロギネ(骨盤臓器脱・尿失禁を扱う科)という言葉を知って帰って、また来て下さい笑
今でこそ、日本泌尿器科学会総会に行くと、女性の泌尿器科の先生方を沢山お見かけしますが、私が泌尿器科になると決めた10年前は、そのもっと昔程ではないけど、とても珍しがられました。
今でも
『何故泌尿器科になったの?』
と、よく聞かれます。
やはり、泌尿器科=男性の科というイメージが根強いのでしょう。
実際、属してる医局で私は県内2番目の女医で、今年は4年振りに4番目の女医さんが入局!という
嬉しいニュースがあり、5月にあった新人歓迎会に大阪から駆け付けました。もちろん、メンズの後輩もかわいいけど、同性の後輩は今まで1人だったので、倍嬉しい(笑)
で、何故泌尿器科に?という理由ですが。
『女医の泌尿器科医って少ないから、これから需要があると思って』と、それらしい理由が言えるとかっこいいんですが、実は『同期の子に誘われたから』という、言ってしまえば、部活のノリかよ!、的な感じで決まってしまったのです。
ちょうど私が医者になった時から、「初期臨床研修制度」なるものが始まって、2年間かけて主要な内科、外科、麻酔科、救急、精神科、小児科、産婦人科とプラスα自分の回りたい科を回る、というスーパーローテート制度が始まりました。(今のスーパーローテート制度の内容はわかりませんが。)
全身を診れる医者になってほしい、という国の意向の一環だったような。
初期臨床研修を行う大学や一般病院それぞれに、上記の規定を盛り込んだ独自の2年間の研修パターンが組まれていて、回るメンバーもその2年間でかわっていきます。
一つの大きな病院(◯十字、◯生会、◯立病院など)での2年間スーパーローテートとなると、15~16名?程度の同期がいて、同病院をそのメンバーでぐるぐると組み合わせが変わりながら回っていきます。しかし、私が選んだ大学での研修制度では、結構な人数が3つ位の大きなローテートパターンに分けられれ、またそこからメンバーを組み合わせていく、といった感じだったので、いつも見知った顔のメンバーと組む感じではなく。
私が属したローテートパターンは「半年大学病院→1年外病院→半年大学病院」というもの(大学病院での研修の場合、1年外病院での研修が必要)。奇しくも後半1年半一緒だった同期が二人いて、そのうちの1人Zがずっと、「俺は泌尿器科になる」と言ってたんですが、当時は泌尿器科になる気などこれっぽっちもなくて、私は形成外科医目指してました。小耳症の耳つくったり、口唇裂治したりとか、そっち系に興味があったんですねー。
ああっと、脱線しまくって長くなったので、続きはまた次回にまわします。決して次のブログに繋ごうという、確信犯的なものではございません笑
一応、理由も書いたことですし笑
では、良い日曜日をお過ごし下さい
私はマラソントレーニング頑張りますDASH!
Posted by 2015/08/15
素敵なお野菜from山形ふるさと納税!と、手術雑感ー女性泌尿器科医シルコのブログー
心頭滅却すれば火もまた涼し
心頭滅却すれば夏もまた涼し??
無理ムリー(・∀・)
全っ然、無我の境地に達することが出来ない、ウロギネシルコです。
先週の手術11件というバトンタッチからのー、
今週はダダッと手術12件DASH!(LSC3件、あとはTVMやTVTなどの経腟手術。)
毎日一人は外来、残り2人が手術、というエスプレッソのように濃い毎日です笑
手術が終わってから、先日の女性骨盤底医学会を思い出してました。
ノンメッシュによる骨盤臓器脱手術(native tissue repair ;NTR)が再び増加している件。
欧米のメッシュによる合併症報告増加等により、2011年にFDAアラートが出されてから更にNTRへの流れに拍車がかかったかと思いますが、そもそもNTRでは再発が多かったからメッシュによる手術が考案されて拡まったような。経腟手術ではないLSCでもメッシュは使用するし、両者とも熟練した術者による手術であれば、本当にいい手術です。
ただ私たちメッシュを扱う術者は、”メッシュという異物を体内に入れている、それによる合併症が起こる可能性はある”、という認識をいつも念頭においておくべきだと思うし、NTRの成績も現在短期成績の段階ではあるけれど良いという事実もあり、NTRも術式の選択肢で勿論あっていい。
ただ其々の術式にも、得手・不得手があると思うので、’メッシュはダメだからNTRしかしない’とか’NTRに全否定的’とかではなく、各POP患者さんに適切な治療法を提供できるように、術者側もひろい視野を持つべきだなあ、と感じたのです。TVM手術だって、子宮頸部が激しく落ちてくるような症例に対しては限界があるように、絶対的オールマイティな手術はないと思うから。
今までもこの件に限らず、何かイベントがある毎に原点回帰の方向やまた新しい方向に偏りがちになるという風潮を度々繰り返しているように思えたので(勿論、色々見直していくのも必要です)、自分への勉強の意味もこめて書いてみました。
だって、10年後はまたどのように変わっているかは、わかりませんからねー( ゜∋゜)
話全然かわりますが、ふるさと納税のお品のお野菜が先日届きました!!
山形県からの産地直送野菜
ツルムラサキ、とうもろこし、畑なす、玉ねぎ、ししとう、ミニトマト、栗かぼちゃ、おくら、枝豆。
玉ねぎ1個あたり、手の平広げたくらいの立派なやつで、しかも変な辛さがないっっ!!!
わたし、かっらーーーい玉ねぎ、大根、カイワレを食べると側頭部が痛くなるんですが、新玉ねぎよりも全然辛くない。しかもほのかな甘味がある!!ミミガーとあわせておかかさん振ってサラダにしたら、めちゃくちゃ美味しかった!!
おくらはものすごく歯ごたえがよいくせに、噛みごたえが柔らかい。こちらは同じく届いた納豆とネバネバ和えに。ネバネバのハーモニー・ア・ラ・シルコ(誰でもできるやん)
あー、糸引く物ってなんでこんな美味しいんだろう(嬉泣)
今日はツルムラサキはおひたしにして、プリっプリの獅子唐はごま油と塩でシンプルに炒めてみよう(ヨダレ)。
あー、これはお酒が進む君コースですねー。
うーむ、栗かぼちゃはどうしよう。。。。
丁寧に育てられた野菜たちから、元気をもらえた最近です。
みなさんもしっかり食べて夏バテ予防!!
(題名、順番反対でしたねー)
Posted by 2015/08/14
お盆ー女性泌尿器科医シルコのブログー
朝、ホームで電車を待っていると
「どうですか?」
という言葉とともに、めちゃくちゃ細っいおばさんから『希望のひかり』という明らかに宗教関係のパンフレットを差し出された、ウロギネシルコです。
他にも人がいるのに、何故ピンポイントに私?!
そんなに迷える子羊、いや、悩める乙女(乙女という年齢ではないけだ)に見えたのか??
今年もお盆の時期になりました。
働き出してからあまりお盆・お正月など関係のない生活をしてきたので、こういう節目の行事に疎くなってましたが、通勤電車内の混雑減の理由の一つにお盆で休みのところが多いからというのを聞いて、通勤に妙に季節感を感じてしまいました。
外来スタッフの一人は今日、迎え火をたいてから出勤したそうです。
年に1回、ご先祖の霊がが家族と過ごすためにあの世からやってくるというこのお盆。
日本のおもてなしの精神(ココロ)は、こういう文化からもはぐくまれているのかも。
お正月の時はお持ちを飾ったりしますが、お盆の時は灯籠が一般的でしょうか?
地域によってはナスやキュウリを飾ったりするところもあるようで。
精霊馬(しょうりょううま)、精霊牛(しょうりょううし)とか呼ぶそうです。
ご先祖様のお迎えやお見送り用だとか、ってきいたことあります。
せっかく関西にいるので、兵庫の仁川にある母方の家のお墓に今週末行ってみようと思います。
一家大集合になるかもしれない忙しいお盆に、外来受診してくれた患者さん方、有り難うございます。
皆様も良いお盆になるといいですねー(‐^▽^‐)
Posted by 2015/08/13
大阪マラソンー女性泌尿器科シルコのブログー
おはようございます晴れ
久々に良い天気です。
これはもう、ピクニックでもしながら昼シャンコースですね(願望)
今日はウロギネとは全く違うお話です。
さて、ここ最近のマラソンブーム?にしっかり私も便乗し、初めて『エントリー』なるものをしてみました。
おそれおおくも、いきなり、『大阪マラソンフルコース』に。
もともと、週4~5日は10km/回は走っているので、10月の大阪マラソンに向けて身体づくりも間に合いそうだと思って、気軽にエントリー。
するとなんと、受かって(当たって?)しまったのですビックリマーク
もともと当たる確率が低いらしく、しかも地元の大阪在住だと更に当たりにくいらしい、という噂だったのですが、なんということでしょう。
一年の半ばにして、1年分に近いラッキーを使用してしまったのではないだろうか、という勢いですねぇ。
当選通知が来たのが国際学会でニースに行っていた時だったので、そういえば当選通知のその後ってどうなってたっけ?と、最近そのメールをキチンと開封してみると、、、
開けてびっくり、“参加費の入金締め切り日”なるものの存在が!!!
なんとなんと、通知内容下部あたりにサラッと、
“6月22日までに入金下さい。以降の受け付けは一切ありません”げな!!
あまりの驚きに、九州弁が久しぶりに出てしまいましたね。
ああっ、なんということだ。
ラッキーの使い損 笑
なんというツメの甘さ。
まぁ、開封してこんなにビックリしてるのも、日本全国私一人だろうよって感じですが、、、、
ということで、
応援に行きますからと言って下さった皆様、まさかの当人の未入金により、大阪マラソン当日はおうちでゆっくり過ごして頂ける感じになりました。申し訳ございません。
それでは皆様、良い週末をあじさい
Posted by 2015/08/13
ウロギネセンター新設後、5ヶ月!
女性泌尿器科医 シルコです。
早いもので、もうはや八月も半ば。
第一東和会病院にウロギネコロジーセンターを新設してから、もう5ヶ月になります。
日に日に患者数も増え、有難いことに忙しい毎日で、一週間があっという間です。
その間、市民公開講座や国際学会でニースに赴いたり、電話相談があったりとイベントも目白押し。国際学会では、改めて日本の手術のレベルの高さを感じました。
電話相談では、ボスの竹山が多忙の中新聞社に掛け合って記事を掲載して頂き、沢山の方からのお電話をいただきました!
新聞社の方有難うございます!
勇気をだしてお電話してくれた患者さん方も、どうも有難うございます!このお電話からの縁が、貴女のより良い生活に繋がるきっかけになりますようにクローバー
既にご予約の方、また、そうでない方も来院お待ちしています!
そして、多忙の中、骨盤臓器脱の周知にいつも心をくだいているボス竹山、ほんと尊敬します。
なので、わたしも骨盤臓器脱の周知に向け、ブログ更新に邁進します笑
気まぐれなブログなのに読者になって頂いた読者様方、乞うご期待~、です。
Posted by 2015/08/12
日本女性骨盤底医学会報告
先週金曜日から日曜日まで東京新宿で第17回日本女性骨盤底医学会が開催され、自身のLSCに関する発表とディベートセッションの座長、そしてビデオセッション「LSCのコツ」での座長と追加ビデオ発表など忙しい3日間だった。
今回の学会を通じて感じたことは、膣式メッシュ手術から婦人科のエキスパートはメッシュを用いない手術(NTR)に、泌尿器科のエキスパートはLSCに立ち位置を移しつつあるという流れである。
弱った組織で骨盤底を再建する選択肢に私は違和感を感じるが少なくとも、NTRについてはきちんとした長期成績を出し続けて欲しいと感じる。
私が10年間改良を重ねながら続けてきたプロリフト型TVM最近の2年フォローの成績を鍬田医師にまとめて発表してもらった。
改めて合併症の極めて少ない優れた手術であることが示されたが、モンスター級の子宮脱では再発する可能性が高く、オールマイティではないことがわかった。
私の立ち位置を考える。最もよい治療としての和製LSCに習熟する過程にいることを確認。さらに精度の高い和製LSCを拡めるという使命を改めて感じた次第。
「LSCテクニック」の編集を頑張ろう!
Posted by 2015/08/08
高槻通信2ー内視鏡外科とのコラボレーションー
高槻にある第一東和会病院にウロギネセンターを開設して5ヶ月目に入った。
新規患者さんも多く、手術数も順調に増え、7月は40件を超える見込みだ。
第一東和会病院にチームで移って、前任地と最も変ったところは、腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)の手術件数が増えていることだ。
毎週、火曜と木曜は私の手術が主となるが LSC,TVM,TVMと3件を予定することが基本となっていて週2例はLSCを執刀していて私個人の執刀数も今日のLSCで100例となった。
部下の2人も腹腔鏡にすっかり慣れて、ほぼ時間をかければ難しい症例でなければLSCを術者として執刀できる力がついたようだ。
もう一点、この施設に移ったことによる大きなメリットは内視鏡外科センターの内視鏡手術のエキスパートとのコラボレーションである。
使用する器具やアクセスルートなどは異なるが、その技術には学ぶところが多い。
コラボの例として骨盤臓器脱と直腸脱を合併された患者さんは珍しくないが、直腸脱のゴールドスタンダードともいえる腹腔鏡下直腸固定術とLSCの同時手術がここに来て可能となった。
今日の患者さんは完全子宮脱と10cm以上脱出した直腸脱を合併された方で、(ほんとうは写真を供覧したいところだが)、どんなにQOLが損なわれているか、一目見れば想像がつくという症例。
この症例で3例目のコラボになるが、連携もかなりスムーズになり、時間はかかるが素晴らしい修復だ。ウロギネチームもラパロ視野のおかげで直腸周囲の構造を目の当たりに見ることができ大きな収穫。
内視鏡外科のエキスパート、佐藤、千野、田畑の各先生に心から感謝。
Posted by 2015/07/23
骨盤臓器脱電話相談キャンペーン報告
先週月曜日~金曜日の5日間、電話相談キャンペーンに参加した第一東和会病院ウロギネコロジーセンターとひまわり会の経過を報告します。
第一東和会病院に寄せられた件数は50件で、大阪近辺の方の相談が多かったという印象。他の医療機関で診察を受けておられてそのセカンドオピニオンとしての相談が2~3割ありました。大部分の方に資料をお送りすることになっているので第一東和会病院ウロギネコロジーセンターを受診される方は少なくないと思います。
ひまわり会の電話相談には全国から52件もの相談が寄せられていてボランティアの会員さんたちは時間延長して対応してくださっていました。感謝です!
今回の電話相談の告知は読売新聞と毎日新聞に比較的大きな見出しで出て、多くの方々に情報が届いたのが盛況の原因、受診された方々に最新治療を提供できるように気を引き締めていかなければと思います。
次回は10月開催予定!
Posted by 2015/06/28