第一東和会病院 女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンターへようこそ
●肥満を解消しよう−教育プログラムへのご招待
メタボリックシンドローム
まず肥満について語る前にメタボリックシンドロームについて理解してもらいましょう。
- (1)メタボリックシンドロームってどんな病気?
- はじめに、当クリニックは骨盤臓器脱・尿失禁を対象にした、女性ウロギネセンターです。その為、以降に述べるメタボリックシンドロームに関しても、対象者にわかりやすく噛み砕いたものであり、各医療者学会の定義に反する言葉も出てくると思いますが、対象者に向けて発信しているということを踏まえて、ご了承ください。
<定義>
メタボリックシンドロームは、内蔵肥満・インスリン抵抗性を基盤としており、高血圧・高脂血症・高血糖を併せ持っている状態のことを言います。
このような状態になると、一つ一つの症状が軽くても、動脈硬化が急速に進行します。動脈硬化は、糖尿病や心臓疾患を発症するリスクが高いと言われています。
*インスリン抵抗性…インスリンとは膵臓から出る血糖を下げるホルモンです。インスリンが不足したり、無くなったりすると糖尿病が発症します。抵抗性とは、膵臓に十分なインスリンを持っているにも関わらず、内臓にたまった脂肪細胞が血糖を下げる働きを邪魔しており、放置すると血糖値が高くなってきて糖尿病に進展します。
<診断基準>

必須条件
☆ウエスト周囲の正しい測り方

メタボリック.COMより
*なぜウエストサイズが必須なのか?
内蔵脂肪が2100cmの目安が男性85cm、女性90cmとなっています。 女性の方が大きいのは男性に比べ皮下脂肪が多いからです。 内蔵脂肪は、動脈硬化を促進させます。血液は全身の隅々まで流れているので、動脈硬化は全身に影響を及ぼします。